憧れの親父

親父は物凄い肌が黒くて、小さい頃凄く憧れた。
自分も親父みたく黒くなりたい。と思い、親父に
「どうやったら黒くなれるの?」と聞くと
「これは、コーヒーのおかげだ。俺は毎日コーヒー飲んでるからな。ブラジルの人も真っ黒だろ?あれはコーヒーのおかげだ。お前は牛乳ばっかのんでるから白いんだ。」と言われた。
それから毎日コーヒーを飲んだ。

母親が私が牛乳を飲まなくなったと不審に思い問い詰めてきた。
それ以来コーヒーは嫌いです。

親父にかつお節は生きていると言われ、お好み焼きで実践された。
「ほら、苦しい苦しいって言ってるぞ。」の言葉に血の気の引いた私はかつお節をつまんでは投げ、つまんでは投げ
「なんでこんな事するの!?なんで!?」とわめきちらした。

親父は仕事柄(スポーツインストラクター)筋肉が凄い。
よく力こぶを見せてくれた。
子供心にあまりに不自然だと思ったので
「何が入ってるの?」と尋ねたところ
「レモン」という答えが。
しばらく親父が不気味で近寄れなかった。

正座をして足が痺れていた時、親父に相談。
「ああ、足がコーラになったんだな。水につければコーラが出来るぞ。」
迷うことなく洗面器に水をなみなみ張り、足を浸けた。
痺れが取れていくと
『ああ、コーラが染み出しているんだな。」とワクワクした。
色が変わらないのが不思議だったが飲んだ。
水だった。

父「パセリを頑張って育てるとブロッコリーになる。」

パセリが嫌いだった私は、
「ブロッコリーなら食べれる!」と、夕食にパセリが出た時母に
「ブロッコリーにして食べるから!ブロッコリーにして食べるから!」
と泣きながら祈願した。
熱意に押された母は一度だけ育てることを許可した。
私が次の日に見たものは、植木鉢の上でしなびたパセリだった。

ディスニーランドへ行った時
「やつらとは長い付き合いなんだ。」と親父。
現地に行くと確かに、やたら馴れ馴れしく接する親父とキャラ達
話しかけに行く時も「よお!元気か?」
まるで学生のノリ。
子供心に「やっぱり親父は凄い人なんだ・・・。」と憧れたがよくよく考えてみると、彼らは誰にでも馴れ馴れしいよね。

回転寿司屋で、キラキラした金のお皿に乗ったマグロを見つけた。
さぞ美味しいんだろうと手を伸ばすと
親父に「これは飾り物だから触ったらいけない。」と言われ渋々あきらめた。
しかし、ちょうど向かいのお客さんがそれを食べているのを見て抗議したところ
「あの人は歯が強いんだね。ほらボリボリいってるよ。聞こえない?」
とはぐらかされた。

これまで書き込んできた事について、親父と話してた。
「はっはー!お前が子供生んだら、使ってもいいぜ。使用料は孫の笑顔でいい。」
あんたの娘で良かった。
気分が良いのでこれから私のおごりで外食してきます。(・ω・)ノシ
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