往生際のしぶとさ

日根野弘就の切腹

慶長7年(1602年)、先の関ヶ原の戦いで石田三成への内通疑惑が持ち上がって来た。
日根野弘就は焦っていた。
「まずい・・・」おそらくクロだったのだろう。もう隠居の身分であった弘就だが事が明るみに出れば日根野家は改易はまぬがれないだろう。

日根野弘就は決意した。「よし、切腹しよう!」。

おもむろに腹を切り裂くと腸を掴み出し庭の木に引っ掛ける弘就。尋常な死に方では無い。
狂死したということにでもするつもりだったのだろうか?
だが弘就は気付いてしまった。まだ証拠隠滅をしてない事に・・・

驚くべきはこれから。露出した臓物を打ち捨てるとそのまま二階へと駆け上がり書状などを調べて不要なものを破って、さらに念入りに縄で縛った後、火の中へと捨てた。

ふぅと一息付く弘就。これで死ぬかと思いきやなんと死なない。
近侍の者に「まだ死にそうにない」とぼやくとそのままいつも通りに生活し始める弘就。
庭の臓物はなんなのか。

しかし、やはりただで済む訳も無く晩になって苦しみ出した弘就。
「いよいよだ。わしが死ぬのも近い」と弘就はついに自らの首を刎ねて息絶えた。


かっこ悪い切腹の話
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