固定電話の思い出があるのは大体おっさんかおばさん

昔々、同級の好きな女子に電話。
今日こそはデートに誘うー!とか意気込んで頭の中でシミュレーションする。
まずは彼氏がいるかどうかを(いないはずだが)一応確かめないといかん。

「彼氏いるの?」とか
「付き合ってる奴いる?」とか
「好きな奴いるの?」とか
どんな風に言えばいいのか結局事前には決められず頭の中ぐるぐる。
ドキドキして呼び出し音を聞いてたらなんと親父さんが出た。
俺はあなたがいないタイミングを狙ったつもりだったのですが!何で出るんだよといっぺ。んに緊張して小パニックです
「ぼ、僕は○○という者でしてええ、あの、あの」
「娘さんいますか」って言おうとしたのに
 
「彼氏いますか!」
って言っちゃったさ!しかもこういうのって、言った瞬間は自分でも気付いてない。
 
親父さんもびっくりしたのか「い、いませんけど!」って何だそれ。
 
ようやく言い間違いに気付いて鳥肌ぼーん、「すすすみません!」とだけ言って、あわててガチャ切りしちゃったよ、しっかり名乗ったあとだってのに。
ああああ、明日学校で娘ちゃんと顔合わせるのこわい。
と思って避けてたのに下校時の校門で出くわしたつーの。
俺見てニヤニヤ笑ってたつーの。
「お父さんは彼氏いないよ、一応奥さんいるからねえ!ぶはっは!」
思った通り!というか思った以上に面白おかしく伝わってやがるらしい!もうやだあああ
「ししし知らんけど!何の話!」と言い張ってみた。
そしたら娘ちゃんは、いちいちひと通り説明したあとで、
「ふうぅん、じゃあ俺くんと違う人からだったのかなあ」
違う人じゃないよ、俺だよ俺!珍しい苗字だから俺しかいないよ分かってるくせに。
言いたいような言えないような、恥ずかしさもどかしさ。

「今日もまたかかって来ないかなあ。今度は私が出たいなあ。5時頃だったらいいなあ」

何か1人でぶつぶつ言ってますけど。
何言ってんだこいつ。

何が言いたかったのかを愚鈍な俺が気付いたのは夜8時頃だった!
あわてて電話したらまた親父さんが出た…。もうやめて…

親父さん「ああ、君か。ぷぷぷ!」もうやめて…
親父さん「おーい娘、彼氏から電話」

手で受話器押さえるくらいしてよ…って彼氏って言ったよ今!

受話器の向こうで「もう、父ちゃん!もう!もう…!」とか聞こえたあと、「はい、もしもし」
「家では『父ちゃん』なの?」って聞いたら受話器越しに殴られた。
 
彼氏いるかどうか聞いたら、今出来たって言われた。
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