初鹿野伝衛門の陣羽織

武田信玄の使い番に初鹿野伝衛門という勇者がいて、背に「香車」と書いた陣羽織で有名であった。
信玄は「自ら「香車」と名乗る伝衛門は思い上がった男だ。」と彼を叱ったこともあるが、猪突猛進する伝衛門の働きは正にその異名に恥じないものであった。
しかし信玄は「前ばかり行って戻らないのでは真の勇者とは言えまい。戻ってきてこそ真の勇者であろう。」となお渋いことを言う。
それを聞いた伝衛門はさっと陣羽織を裏返してみせ、「金になって戻って参ります。」と返答した。

伝衛門の陣羽織の裏には「金」の文字が書かれていたのだ。
これを見た信玄は満足そうにうなずき、周りの武将もドッと笑いましたとさ。
(関八州古戦録)
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ナイア

Author:ナイア
どこかで見たことのある話を載せていきます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FCカウンター
FCオンライン
現在の閲覧者数:
MMOタロット占い
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR