最期に会えて良かった

オレは東京の大学に合格し上京した。
夏休みと冬休みは実家に帰り家で飼っている猫と遊んだ。

その猫はオレが小学生の頃に、母親の知り合いのところで猫が子供を生んだからと言うので母ちゃんと一緒に見に行って、その中で一番可愛い奴を貰ってきた猫。

仔猫の時は箱にタオルを敷いて中に入れ、オレのベッドの枕元に置いて寝かせていた。
大きくなるとオレの布団に入ったり、上に乗ったりして寝ていた。

オレが東京に行くと、猫は母ちゃんの布団で寝るようになったそうだ。
でもオレが実家に帰るとオレの布団に入ってくる。

そんなある日、実家から電話が入った。
猫が母ちゃんの布団に来なくてオレのベッドの上で泣いているとそれが毎日のことなので一度帰ってきてあげて・・・

オレは金曜日の授業が終わるとそのまま東京駅に行き新幹線で帰省した、
家に着くと猫は大喜びでオレに擦り寄ってきた。
でも昔ほど元気はない、もう10才くらいになるから。
その夜、猫はいつものようにオレの布団に入ってきて、オレにぴったりくっついて添い寝をし、嬉しそうににゃーにゃー鳴いていた。

翌朝、目を覚ますと布団の中で猫は息を引き取っていた。
あまりに急なことでオレはしばらく声も出なかった。
ただ涙だけが止めどもなく溢れてきた。

その後、家族に猫の死を知らせに行った。
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