思い出の一台、カエル色のZZR400

今日、念願のバイクを納車した。思い出の一台、カエル色のZZR400。

2年前、大学受験で地元から出てきた俺は、不慣れな土地で違う電車に乗り込んでしまい、気づいてすぐ最寄りの停車駅で降りるものの、位置状況がさっぱり分からない。
混乱しつつ駅員捕まえてしどろもどろに事情を説明していると、
「どうかされました?」と声をかけてくれたお兄さん。半分泣きながら説明すると、

「場所分かる?学校の名前は?」
「何時から?向こうに誰かいる?」
「分かった。ついておいで」

そう言って駅から駐輪場まで連れ出され、そこには鎮座ましますお兄さんの愛車、渡されるヘルメット。
「乗って。俺の腰に手をまわして」
走り出すバイク。車をどんどん追い抜いて、これだけのスピードも風も生身で受けるのは初めての経験だった。

20分前に受験予定の学校に到着。先生らが校門の所でソワソワして待っててくれた。
先生ともども、お兄さんに感謝感謝。
「気にしなさんな。本来遅れる試験に間に合ったんだ、こっから逆転だ!受かるから!頑張れよ!」
って親指立てて励ましてくれた。
名前とか尋ねたんだけど、
「本番前にいらんモノ頭にいれなくていいよ」と言って走って行かれてしまった。

お陰さまでその大学に無事合格し、バイト代貯めて近所の中古屋に探して貰った同じ色のZZR400。
俺も今日からお兄さんの仲間入りします。どこかで会えたら嬉しいです。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

ナイア

Author:ナイア
どこかで見たことのある話を載せていきます。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FCカウンター
FCオンライン
現在の閲覧者数:
MMOタロット占い
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR