ハリファックス大爆発

1917年12月6日に発生した爆発事故。火薬によるものとしては世界最大級の爆発である。
カナダ、ノバスコシア州のハリファックス港で軍用火薬を積んだフランス船籍の貨物船モンブランとベルギー船籍の貨物船イモが衝突し、モンブラン船上にあったドラム缶入りのベンゾールに着火し、それが船倉のトリニトロトルエン (TNT)、ピクリン酸、綿火薬等、約2,600トンの火薬類に燃え移った。

モンブランの船員や水先案内人はボートでハリファックスの対岸にあるダートマスへ逃げたが、火災を起こした無人の船はその後ハリファックスの波止場に流れつき、約25分後に大爆発した。
そして集まった消火隊、救助隊、見物人など約2,000人が死亡、約9,000人が負傷し、市の大半は廃墟になった。

爆発の煙は上空7,000mまで上がり、広範囲の地域から望見された。
爆発によりモンブランの船体は粉々になり、あまりの衝撃の大きさで大砲の砲身が町を越え4km、錨の一部0.5トンは逆の方向に5km飛ぶほどだった。
爆発地点周辺の2km四方は完全に破壊され、さらに各所で起きた火災や爆発の衝撃で起きた18mの高さの津波などで約13,000の建物が全半壊、家を失った市民は6,000人にも及んだ。

爆発では1,500人がほぼ即死、その日の夜半から翌日にかけての寒波の到来や大雪によって倒壊した家の下敷きになったまま凍死するなど、その後の数日間で400人が死亡している。
また失明者も約200名に上った。
最初の火災発生時にベンゾールのドラム缶が小さな爆発を起こして火を吹きながら空中を高く飛ぶのを多くの住民が家の中から窓越しに目撃していたところ、直後の爆発の衝撃で割れた窓ガラスによって目を損傷したことに因る。

原因
①軍用火薬が老朽化した軍艦に大量に積載されていた。
②この時期のハリファックス港は常に混雑しており、外洋船、フェリー、艀、漁船が入り乱れ、港の管理が不十分であり、船舶の小さな衝突は頻繁に発生していた。
③軍艦を操縦していた運転士がこの船はその時が初めてだった。
④危険物の取り扱いを示す国際信号旗(B旗)を掲げる規則になっているが、ドイツの潜水艦の標的となるので当時掲げていなかった。
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