旧校舎

俺の通ってた高校には外国人のALTがいた。
その人が前の学校で体験した話。

その学校は、それぞれ六階建ての旧校舎と新校舎から成り立っていて、一階と三階に中通路があって、そこで繋がってるような造りだったらしい。
職員室はそれぞれ六階にあって、その先生他数人の先生は旧校舎の職員室を使ってたそうだ。

んで、昼間は旧校舎も新校舎も普通に授業や部活、HRで使用するんだけど、生徒が皆、帰宅して日が暮れる頃合いになると、何故か旧校舎の職員室の先生たちは全員荷物をまとめて新校舎の職員室に移っちゃうんだって。

でも、ALTはいわば外部の雇われ教師みたいなもんなんで、その先生だけ新校舎の職員室に机を用意してもらえなかったんだそうだ。(忘れられてたのか?)
で、仕方ないから夜になると一人で旧校舎に残って仕事してたらしい。

そんなある夜の事、いつも通り、一人旧校舎の職員室で授業のプリント作りをしていたそうだ。
明かりが点いてるのは職員室だけの真っ暗な旧校舎は、物音一つせず静まり返っていて、先生も集中してPCと睨めっこしてた。

と、突然、職員室の隣の教室から「ダン ダダン ダン」と大きな音がしたんで、先生は椅子から飛び上がるほど驚いた。
よく聞くと、どうやら隣の教室で誰かが黒板にチョークで何か書いている音のようだ。

少しして音が止んだので、先生は不思議に思いながらも、「誰か生徒が残ってたんだろう。」と解釈して仕事に戻ったんだそうだ。
再び静寂が戻り、自分が打つキーボードの音だけが職員室に響く。

と、今度は「タタタタタタッ」と廊下を走る足音が聞こえた。しかも、その足音は、座っている自分の左の方にある職員室の扉のすぐ前から走り出したらしい。
普通だったら、この時点でビビって逃げる所だろうが、まさか幽霊だなんて微塵も思ってなかった先生は「ハハーン。生徒が僕に気づいて、イタズラして脅かそうと
してるんだなw」と解釈して、むしろ「次は何が来るのかな?」なんてwktkしながら待ってたらしいw

と、先ほど廊下の端の方へ駆けていったヤツが、今度はゆっくり歩いて職員室の、先生の机の側の扉の前まで戻ってくる足音が聞こえたんだって。
「コツ コツ」という足音が扉を挟んだ向こう側に止まったのを聞きながら、先生はニヤニヤしてたらしいw
しばらくの静寂。先生も固唾を呑んで次なるアクションを待った。

と、次の瞬間、扉の脇に置いてあったゴミ箱(よく教室にあるやつ)が、いきなり

ゾ ゾ ゾ ゾ ゾ ゾ ゾ ゾ

と音を立てながら動いて、唖然とする先生の目の前でバタン、と倒れた。

先生は突然の事にパニックになりながらも「これはやばい!ここにいたらまずい!」と思って慌てて逃げ出したそうだ。
だが、不運なことに職員室は最上階の六階。新校舎に逃げるには、階段を三階まで下らなきゃならない。

そんなに若くない先生だが、後ろから足音の主が追いかけて来るような錯覚に駆られ、無我夢中、全速力で階段を駆け下り、なんとか中通路まで辿り着いた。
そのまま通路の半分くらいまで逃げた所で、立ち止まり振り返ったが、誰かが追ってくる気配も無かった。

安心すると同時に疲れがどっと出て、先生はその場で膝に手を突いて前ががみになって呼吸を整えた。その状態のままふっと顔を上げたんだ。

その瞬間、先生の横を、体が半分透けた小さな女の子が旧校舎の方へ走り抜けていったそうだ。

先生はさっきまでの倍のスピードで新校舎の階段を駆け上がり、新校舎の職員室に駆け込んで今、目の前で起きたことをまくし立てたらしいw
するとそれを聞いた他の先生方「え、君、知らないで旧校舎使ってたの!?」と驚いたらしい。曰く、旧校舎は昔から夜になると幽霊が出る事で有名で、だから遅くまで残る先生方は、日が暮れる前に新校舎に移るようにしているんだとの事。

「全く、教えといてくれよ!と思ったけど、おかげで新校舎に机を用意してもらえてラッキーだったよ!HAHAHA!」と、先生が楽しそうに英語で語ってくれました。
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不審者

そいつを見たのは7月の下旬で多分6時過ぎか?
俺の家は横浜の中途半端な田舎みたいなところなんだ。
駅から降りて家に帰る途中道を通るんだが、周りは新しい集合住宅地なのに明かりがいつもついてないんだわ。
近くの公園なんかすごい暗いのよ。

それでその日もいつものようにその道を通って帰ったんだ。
んでその道を歩きながらいじってたipodから目を離して前を見ると、自販機の前になんか身長が高い(2mぐらい?)人が立ってるんだよ。
赤紫のスカートはいてたから女だど思う。
髪は短くて猫背だけど顔はうつむきじゃなく前をまっすぐ見てんだよ。
「いわゆる障害者かよ…キモいなぁ」とか思いながら歩いたんだよ。

でも歩きながら気づいたのよ。
周りにも5~6人は通行人がいるのに誰も気に留める様子がない。
普通はそういう人は避けて通るよな?
誰もそいつを見ないどころかスレスレを通るんだよ。
まるで見えてないとか気にしてないみたいな感じで。

なんか嫌だなぁと思いながら仕方なく側を通ろうとしたんだ。
近所だけど回り道とかわからなかったからな。
で、そいつに近づくとそいつは自販機に顔をすごい近づけて指を全部口に入れてモチュモチュやってやがるんだよ。
「うわ、こいつガチだ…」と思いながら後ろを通り抜けたんだ。

少し歩いたらこの事を友人に話してやろうと思って、振り向いてもう1度見てみたんだよ。
で、振り向いて3秒ぐらいした時、そいつがゆっくりこっちを見るように顔を動かしてきたんだ。
「あんなの顔なんか見たかねぇ!」と思って急いでまた振り向いて、イヤホン耳にぶち込んで帰ったんだよ。

その日以来、視線を感じたりあのモチュモチュがイヤホンとかから聞こえるんだよ…
もう自販機の前では見ないけど4日前から風呂入ってる時「モンモンモンモモチュモチュモンモンモンモ」
っていきなり耳もとから聞こえるわ、郵便受けに白い指が入ってるわで死ぬほどびびったんだ。

開眼

今から10年前くらいでしょうか。
TV番組で潜在能力を高めて、超能力のような力を引き出して宝くじを当てる!みたいなのをやってました。
その中で訓練として、1円玉をおでこに何枚も重ねてくっつけるというのがあったんです。
1枚だけなら皮脂や汗でくっつきますよね?
でもその上にもう1枚重ねても、普通なら2枚目は落ちてしまいます。
それをくっつくイメージを強く持てば落ちずに何枚もくっつくと言うのです。
テレビでは子供の方が潜在能力を引き出しやすいという事で、小学生の子供が何人もやっていて、実際に何枚も重ねてくっつける事に成功していました。
前を向いてても下を向いても、重なった1円玉が落ちる事は有りませんでした。

それを見ていた私は、宝くじが当たるならやってみる!と面白半分に挑戦し始めました。
意外な事に2枚重ねまでは、割とあっさりできました。
眉間の少し上辺りに神経を集中させて、テレビでは正面から風が強く吹いて押されてるイメージで、と言っていましたが、私は見えない指が1円玉を押してるってイメージでやっていました。
3~4日後には、調子が良いと5枚まで重ねられるようになっていました。
訓練のつもりで1円玉を重ねて貼ったまま家事をしたりもしていました。
貼るのも最初は頭が痛くなるくらい集中してやっとだったのが、ちょっとした意識だけでできるようになっていました。

ヤッター!これで宝くじ当たるぞ!
とまぁ本気にはしていませんでしたが、なんたか自分に特殊能力が出た気分でした。
その頃から時々、夜に御鈴や鐘の音っぽいのが聞こえたりしていましたが、夏近い時期だったので、どこかの家の風鈴くらいだと気にもしませんでした。

ここまで読んでだいたい察しがつくとは思います。
それからは何度となく、霊っぽいものを見るようになってしまったのです。
霊っぽいという表現は、私が見間違いだろと思うようにして、自分自身認めたく無いからです。

当時の私の家は近くにお墓が2箇所あって、その中間地点に建っていたのですが霊感の強い友人曰く、通り道にかかってると言われてました。
それまであまり気にしたことは無かったのですが、だんだんと見える姿がハッキリしてきたり、回数が増えてきて、さすがに見間違いや勘違いだと言い聞かせるには厳しくなり、怖くなってきたのです。

そして、もしや1円玉の訓練と関係あるかもとやっと気づいたのです。
直ぐに1円玉を貼るのはやめにしました。
その後も霊っぽいものは見えましたが、訓練をやめてから少しずつ見えなくなって、今はほとんど見えません。
見えたように感じることはありますが、例によって勘違い、見間違いだと言い聞かせています。

これは私の経験談ですが、同様の経験をされた方がいたら、またはこれからしてみようという方がいたら、どうなったかを教えて欲しいです。

ミキちゃんの人形

俺は東京で働いていて家庭を持ってたんだが、2年前からちょっとキツイ病気になって入退院をくり返して会社をクビにされた。
これが主な原因なんだが、その他にもあれこれあって女房と離婚した。
子供は女の子が二人いるんだが、俺が生活能力がないんで女房が育ててる。
申し訳ないと思ってるが今のとこ養育費なんかも払えないでいる。

それでなんとか病気のほうは小康を得て今は郷里に帰ってきて療養している。
療養というと聞こえがいいが、実際は年老いた両親の元に一文無しで帰ってきたやっかい者だから、当然、近所も親戚の評判もよくない。
で、こっちに帰って来てパチンコに行く金すらないから、ヒマな時間は釣りをして過ごすことにした。
竿は中学校のとき使ったファイバーのやつで仕掛けもそのまま残ってた。
それで近所の川でずっと鮒釣りをしてた。

で、先月のことだ。
その日も朝から釣りをしてて、仕掛けは鯉用に変えてたから釣果はなし。
日が暮れたんで帰ろうと思って竿をあげたら、針になんか引っ掛かってるんだよ。
手元に寄せてみたらぐしょ濡れの15センチばかりの人形で、プラスチックなんかでできてるんじゃなく、中に綿を詰めた布製で、髪の毛が毛糸でできてる女の子の人形。
俺はそれを見てあっと思った。
もう30年も前の記憶が一気に蘇ってきた。

俺が幼稚園の頃なんだが、近所にミキちゃんという一つ下の女の子がいてよく遊んでた。
その子の家は俺の実家から100mくらい離れた通りの向かい側で、バラックに近いぼろぼろの家だった。今はスーパーの駐車場になっててないけどな。
その子は片親で、アル中の親父と暮らしてたからかっこも汚くて髪もぼさぼさで、遊ぶものもほとんど持ってなかった。
家でほとんどかまってもらえなかったんだろう。
幼稚園にも保育園にも行ってなくて、俺が幼稚園から帰ってくるのをずっと俺の家の前で待ってて
「お兄ちゃん遊ぼ」と言って駆け寄ってくる。
で、釣り上げた人形はその子がいつも脇に抱えてたやつによく似てるんだよ。

何でこの人形のことをすぐに思い出したかっていうと、実はそれは俺が川に投げ込んだからなんだ。
俺が小学校に入ってミキちゃんとはほとんど遊ばなくなった。
これはミキちゃんと遊ぶと、新しくできた小学校の友達からからかわれるというのが大きかった。
だからいつものようにミキちゃんが俺んちの前で待ってても、話をしないで横を向いて家に入っていくようにした。
その頃にはミキちゃんはボロくずのような格好になってたし、アル中の親父が酒場なんかのあちこちで迷惑をかけるせいで、俺の両親もミキちゃんと遊ぶのを歓迎してなかったしな。

ある日、俺が河川敷で友達と野球か何かして遊んでると、ミキちゃんが近づいてきてその人形を草むらにおいて膝を抱えて俺らが遊んでるのを見てる。
俺は友達からからかわれるのが嫌だったからミキちゃんに帰れ!って怒鳴ったんだ。
だけどそれが聞こえないように、やっぱりニコニコしてこっちを見てる。
俺はなんか無性に腹が立って、ミキちゃんの方に走っていくと草の上に置いてあった人形を掴んで川に投げたんだよ。
人形は土手の下の草に落ちて、川まで落ちたかどうかはわからなかった。
ミキちゃんは俺のやったことを見るとはっと息を呑んで、ものすごく悲しそうな顔をしてとぼとぼと帰って行った。
で、それから1ヶ月くらいしてミキちゃんはアル中の親父に殴られて死んだんだ。

釣り上げた人形を見て、それらのことをバーッと思い出したんだ。
でもありえないだろ。
30年以上前の布の人形がそんなに残ってるなんて。
だからよく似てるけど、まったく別の物だと考えることにしてもう一度よく見ようとしたら、耳もとで「お兄ちゃん遊ぼ」という声がはっきり聞こえたんだ。

振り返って辺りを見回しても誰もいない。
俺は水を浴びせられたようにぞくぞくっとして、その人形を川に捨てた
そしたら水を吸ってるせいなのか、人形は石のように沈んですぐ見えなくなった。
俺は逃げるようにしてその場を離れたんだが、一人になってあれこれ考えているうちにものすごく切ない気持ちになったんだ。

それでずっと忘れてたミキちゃんの墓参りに行こうと思った。
で、おふくろに場所を聞いて行ってみた。
ミキちゃんの墓は本家筋の墓の脇に小さな自然石が置かれてるだけだった。
親父は警察に捕まってるし、墓があるだけでもましなのかもしれないとか考えながら手を合わせていると、ふっと陽がかげってセミの鳴き声が止んで、その苔むした自然石の墓の陰から黒い小さな影が立ち上がった。
そして「お兄ちゃんがんばれ」と小さな声で言った。
いや、小さな声が聞こえたような気がしただけ、黒い影を見たような気がしただけ。
すべては幻覚だったと思う。

で、帰る道すがら女房に預けてある二人の娘のことを考えた。
がんばらなきゃいけないなって思った。
それからミキちゃんの墓には大きな人形を買ってお供えしようと思ってる。
まあこれだけの話。

肉塊の祟り

小さい頃住んでた借家がうす気味の悪い家でね、近くにお墓がいっぱいあったの。
近所では事故や火事がたくさんおこっててね、近くのタバコ屋やってたばあちゃんの家も火事になったの。
築何百年かという大きい茅葺き屋根のお屋敷でね、その家にはタバコ屋のばあちゃんと、子供のおばちゃんの2人が住んでたんだけど、2人ともやけど程度で難を逃れたのだけれど、焼け跡から巨大な肉塊が発見されたんだ。

その焼けたお屋敷にはどうやら座敷牢があったらしく、消防団が中に入った時には中で物凄い勢いで燃えてたらしいんだ。
弟の友達のお父さんが消防団やってて一番に入っていったから後で聞かせてもらった。

新聞にはその肉塊の事は載ってなくて、いなかった事にされちゃったんだけど、タバコ屋は駄菓子も売ってて、俺が小学生の頃よくお菓子買いに行ってて、ばあちゃんが古い漫画をくれたんだよね。
ばあちゃんが読まないような少女漫画ばっかりだったから、この本誰のだろうって疑問はあったけど、漫画がけっこう面白かったからいつも貰ってた。
今思えば、その漫画を通して唯一世間と繋がってたのかなって。
んで、火事から数週間が過ぎた時に事件が起こった。

火事から数週間過ぎたときに、その焼け跡に車が突っ込んだのね。
直線道路なのに、どうやったらそこでハンドル切るんだろうって謎な事故で、運転してた20歳の男の人は即死だった。
座敷牢の人に呼ばれたのかなって思った。
それからそのお屋敷跡の前の道路で、事故がまあ起こる起こる・・・
1年で8件の事故が起こった。
そして、周辺で火事も多発し始めて、警察も気がついたのかどうか知らないけれど、座敷牢の人について、聞き込みをしていた時期があったんだ。

ある日、神主さんが焼け跡と近所の無縁仏のお祓いをしてて、そのしばらく後に、道路が拡張される事になった。
事故が多発したためだろうけど、その拡張工事がどうにもおかしいんだ。
拡張工事が始まる少し前に我が家は引越したのだけど、近所に住んでた友達の家に遊びに行く時に数年ぶりにその道路を自転車で通ったの。

そしたら焼け跡はアパートが建ってて、普通の光景だったんだけど、その横にトタンで覆われたエリアが道路のど真ん中にあるわけ・・・
それは無縁仏のあった場所で、2車線の道路がいきなりそこで1車線になって、まるで道路の真ん中にポツンと存在してるんだよ。
んで、その前後に道路標識の「黄色にビックリマーク」という意味のわからんのが、10本くらい立ってて、まあ、ひと目見て異様な光景だったんだ。
だったというのは、現在はそのエリアも取り壊されて普通の2車線道路になってる。
あまりにも気持ちが悪い光景だったので、写真でも撮っておこうかと使い捨てカメラを持って友達と冗談半分で写真を撮ろうとしてた時に、たまたまそれを見てた近所のおじさんがものすごい勢いで怒鳴りつけてきた。

怒鳴りつけてきたおじさんが怖すぎて、俺も友人も一目散に逃げたのだけど、おじさんは「祟られるぞ!!」って怒鳴ってた。
んで、その後に友人と話をしてて、タバコ屋の火事の話になって、タバコ屋にもう一人人がいたの知ってる?って聞いたら、どうやらそいつも小学生の時にタバコ屋で駄菓子を買った時に漫画を貰ったらしい。
肉塊の噂はお互い知ってたから、あの人の漫画だと思う?って聞いたら、そいつその時になって初めて気づいたみたいで、顔が真っ青になって、漫画はまだ家の本棚にあるからお祓いしてもらわないとって事になった。

んで、友人の家にいって漫画の事を親に話して、近所の神社にお祓いに行く事になった。
そんで神主さんに友人の親が電話で事情を話して、俺と友人は神社に着いた時に神主さんが待ってて、事務所みたいなとこでしばらく待たされている間に神社に警察がやってきた。
俺も友人も、近所であった事故と火事の事を覚えているかぎり根堀り葉掘り尋ねられた
神主さんが警察を呼んだのだろうけど、どうやら肉塊の事を聞き出したいのはわかった。
案の定、その話になって、俺も友人も存在は聞いたけど、見たことは無いし、この漫画がその人もものかどうかはハッキリとわからないとしか答えられなかった。

その1週間くらい後に、友人から聞いたんだけど、タバコ屋の横にあった古い無縁仏のお墓に、どうやら肉塊が埋葬されたという話を親がしてたそうだ 。
どういう繋がりで、どういう人物なのかは知らないのだけれど、そういう一族がタバコ屋のばあちゃんのお屋敷に居たというのは間違いないらしい。
そして、友人がその後、怖い事を言い始めた。

トタンに覆われたその無縁仏の墓を覗いて、名前を見たという。
タバコ屋のばあちゃんの苗字は「W」、無縁仏は「T」、苗字が違う。
身内ではなかったというのはそこではっきりしたが、俺も友人もそれが誰なのか知りたくて知りたくてしょうがなかった、当時中学生だったので好奇心が恐怖よりも先にきて、変わった苗字だったので、調べてみることにした。

俺と友人はまだ中学生だったので、役所で謄本を調べるとかはちょっと無理だと思ったので、市立の図書館でいろいろと調べてみたのだけれど、その苗字の手がかりは掴めなかった。
2週間くらい、郷土資料館やらも合わせて調べてみたのだけれど全く成果がなくて、結局謎のまま有耶無耶になってしまったのだけれど、それから10年以上過ぎてついにその苗字を耳にする日がきた。

その変わった苗字を耳にするというより、本人を見つけてしまった。
仕事の関係で会った人なのだけど、どうやらこの人が肉塊の謎を解く重要人物かもしれないと、このチャンスを逃したら一生、肉塊の謎は解けないと思い、近づいてみることにした。
が、今思えば迂闊だった・・・
肉塊一族で間違いはなかった、その後、俺に猛烈な不幸が襲いかかる。
無縁仏のあった場所は現在では直線道路になっていて、お墓はどこか他の場所へ移されているのだが、それが「T」さんの元にあるのはおそらく間違いないと思う。

道路を最初に拡張する時に、さっさと公共墓地にでも移せばいいものを、それをしなかったということは、身内の存在があって、何か衝突でもしてたのだろう。
今思えば、警察がわざわざ神社にやってくるなど、よほどの事だ、あの時警察は「T」さんを知っていたのではないだろうか。
そして、現在は肉塊は「T」さんの元で供養されているはずなのだ。
俺がもっと早くにこの事に気づいていれば、肉塊の祟りを受けることもなかったかもしれない。

「T」さんに探りを入れたのが間違いだったのだろう。
当たり障りもないように、変わった苗字ですが地元の方ですか?と聞いた瞬間、顔色が変わったのがわかった。
中学生の時まで地元にいたという話だけで、後ははぐらかされた。。
「T」さんと会ったのはそれが最後で、仕事先でも会う事はなかった。
が、どうも俺はその時、「T」さんといっしょにいた肉塊の霊を連れてきてしまったようで、奇妙な事が身の回りに起こり始める。

それまで金縛りには遭ったことがなかったのだが、肉塊を連れてきたであろうその晩、金縛りになった。
低い声が聞こえて、仰向けの俺の腹の上に黒い何かが乗っている。
体がぴくりとも動かず、脂汗を掻きながらウンウンとうなっていた。
体が疲れていて、脳だけが覚めている状態で金縛りは起こるらしいが、そういうものではなく、体を何かが押さえつけている感覚だった。
この時、はじめて金縛りに遭ったのだけど、小学生の時、まだ薄気味の悪い借家にいた時、俺の母親も同じものを見た話を思い出してゾッとした。

小学生だった時のある晩、母親が血相を変えて、俺と弟が寝ている部屋へ飛び込んできて、さらにそこで「エーっ?!」という悲鳴をあげたことがあった。
何があったのかと聞くと、母親の枕元に誰かが近づいてきて、そこで座って動かないものだから、俺か弟のどちらかがいつまでも寝ずにウロウロしていると思い、早く寝なさいっ!と叱りつけたら誰もおらず、慌てて俺と弟を見に行ったら二人とも熟睡している。
枕元に黒いなにかが座ったと言ってたのだが、俺の元に現れたのもそいつなのだろう。
母親が黒い影を見たのは、肉塊が死んだ少し後の事だった。

俺は初めて金縛りに遭った翌日、交通事故を起こした。
仕事先に向かう途中で、見通しの良い直線道路で時速は50キロ程度だったのだが、体が重くなり、あっと思った瞬間、民家の壁へ突っ込んでいた。
俺はそこで気を失ってしまったのだが、目が覚めて真っ先に肉塊の事を思い出した。
あのお屋敷の前で起こり続けた不可解な交通事故を、自分が起こしてしまった。
ここで俺は肉塊に取り憑かれている事を確信して、肉塊に連れて行かれるのではと怯えた。
事故では頭と胸を打撲していて、右足にもケガをしていたが、俺はとにかくこれはマズイと、その足でお祓いを受けに行く事にした。
事情をよく知っているであろう、あの神主の元を訪ねてみた。

神主はもう亡くなっていて、当時の事情を知る人はいなかった。
火事の事、無縁仏の事を伝えてみたが、誰も知らなかったが、地縛霊のようなものに取り憑かれていると伝えると、お祓いを簡単にしてくれた。
それがとても簡単すぎるものだったので、俺はこれは駄目なんじゃないかと不安になったが、案の定駄目だった、それからも黒い影が度々俺の元に現れた。
事故のケガはさほど重症でもなかったが、胸がとにかく苦しく黒い影がひどい時には4時間ほど 俺の体を押さえつけて、精神がすっかり参ってしまって、仕事には出られず、会社も辞めてしまった。
お祓いというよりも、供養が必要なのではないかと思って「T」さんにどうにか連絡を取ろうとしたが、辞めた会社は取り繕ってくれなかった。

とにかく供養をしなければと、部屋にはお清めの塩を盛り、線香を3本立て、成仏してください成仏してくださいと唱え続けたが、黒い影は現れ続け、お寺の住職に相談してみたところ、霊が生前に好きだったものをお供えして供養してあげてくださいと言われた。
俺は肉塊が生前なにを好きだったかなんて知らないし、肉塊になったほどだから、やはり肉なんだろうかと、牛肉をお供えしてみたがその夜も金縛りに遭った。
肉塊が好きだったもの、そうだ漫画が好きだったに違いない!
タバコ屋のばあちゃんはあんな少女漫画読まないだろうし、肉塊が座敷牢で読んでいた漫画をお供えしてみよう、俺はそう思って本屋へ少女漫画を買いに行った。

俺が小学生の時、タバコ屋でもらった肉塊の少女漫画。
全部で20冊くらいはもらったはずなのだが、タイトルを忘れてしまっていた。
だけどその中に俺がすごく面白いと思ったものがあって、パパと私という漫画をよく覚えていてた。
片親の大工のお父さんが子供のミヨちゃんにお弁当を作ったり、裁縫をしたり、ほのぼのとした少女漫画があった。
肉塊はこういう少女漫画が唯一の社会との接点で、外の世界を知るには漫画しか無かったのだろうと思うと俺は取り憑かれているにも関わらず、本屋でパパと私を手にした時、涙がこぼれて止まらなくなってしまった。

パパと私の話の中に、晩御飯はカレーにしましょうという話があって、大工のお父さんが悪戦苦闘してカレーを作るのだけど、俺はその話をよく覚えていたので漫画と一緒にカレーの材料を買って来て、カレーを作ってあげることにした、肉も多めに入れておいた。
そして、漫画とカレーをお供えに、線香をあげて供養をした。
不思議というか、やはりというか、その日の夜から黒い影は現れず、金縛りにも遭わなくなった。
俺は肉塊を供養することに成功したのだろう、それ以来、一度も彼女には会っていない。
あれだけ苦しめられた肉塊の存在が、何故か最後の日は少女漫画のミヨちゃんのように思えて、
俺のそういう思いが伝わって成仏してくれたのだろうと信じる。

俺はあれ以来、カレーを作ると肉塊の行方が気になってしょうがない。
無事に成仏できず、この世をさまよっているとしたら、また誰かの元に黒い影となって現れているのかもしれない。
もしあなたが金縛りにあったり、黒い影に取り憑かれたら、カレーを作って、どうか肉塊の事を少しだけ思い出して、心の片隅で供養してあげてほしい。

ギシギシ

あまり怖くなくて申し訳ないけど…

今住んでる実家は、小学生の頃に引っ越したマンション。築年数は30年近くだと思う。
私らが住む前に誰か住んでいたんだろうけど、20年近くはここに住んでる。

話は昔に遡るんだけど、小学6年生くらいの頃。
昼間、中学受験のために自室で勉強してた。
実家はそんなに広くなくて、玄関から入るとすぐ右手がトイレ、左手が私の部屋、トイレの隣にお風呂、そしてドアを隔ててリビングがある。
このリビングに行くまでの廊下は少し軋んでて、人が歩くとギシギシ言う。
自室にいると、家族がトイレに行く時なんかにギシギシ言うのがよく聞こえる。

話は戻って、勉強してると、リビングの方から廊下がギシギシ言い出したのね。
誰か来たわ、と思ってると、またギシギシはリビングの方へ戻っていく。
あれ?と思ってると、またギシギシが来る。また戻っていく。
音はあまり速くなくて、普通より少し遅いくらいだった気がする。
数回それを繰り返して、自室のドアを開けてみると誰もいない。
リビングのドアが開いた音も聞こえなかったし、すりガラスが付いてる自室のドアにも人影はなかった。
昼間だし、あまり怖いとは思わなかったし、これ一度きりだから忘れかけてた。

去年、私は数年ぶりに実家に戻ってきて、特に何事もなく過ごしてたんだけど。
数ヶ月前の夜中、眠れなくてトイレに行きたくなった私はベッドから起き上がった。
すると、リビングからお風呂場の手前の洗面所へ、ギシギシが鳴った。
うちは猫を飼ってて、たまに吐くので、その片付けを父親がやってるんかな、と思った。
ギシギシはまたリビングの方へ戻っていった。
じゃあトイレに行こうかな、と思い直すと、またギシギシが洗面所の方へ。

あれ?そう言えばリビングのドアが開く音を聞いてない。
ギシギシと何かの気配はするけど、水音もしない。
え、何これ…、と思ってると、小さく「ニャーン」と聞こえた。
あ、やっぱり父親か。猫も起きてるし。ドアは初めから開いてたんだろ。
ギシギシはリビングへ戻っていった。
そして自室のドアを開けて、トイレに行った。
何もいなかった。
リビングのドアは閉まっていた。

翌朝、父親に夜中何かやってた?と聞くと、寝てたとのこと。
でも、猫が鳴いたし!と言うと、いやー、猫も爆睡してたよ、って。
何だったんだろう。これも一度きりでした。

札幌の迷い道

一昨日体験したことだけどあまりに不気味だったから聞いてほしい。
リアルに体験したことだからオチとかはないよ。

自分の実家は北海道の札幌近郊の小さな町なんだけど、たまたま仕事が休みだったもんだから帰省してたんだよね。
そんでもって家族3人(父、母、自分)で札幌に住んでる婆ちゃんの家にご飯食べに行こうってなった。
行きは父さんが車運転して、帰りは俺が運転したんだけど、ご飯食べて帰る時にはもう夜の8時過ぎてて周りは真っ暗だった。

余談だけどいくら札幌が都会といえども、ちょっと郊外いくと結構な田舎なわけよ。
そんでもって俺が車を運転して実家に帰ってたんだけど、あんまり運転に慣れてないのとその道を自分で運転して走ったことないのとで(親の車では何度も通ってる)
父さんに隣に乗ってもらって道教えてもらいながら運転してた。

しばらく話しながら走って俺が父さんに「ここどの辺?」と聞いたら、
「今N町入ったとこだから家までちょっとだよ」と行った。
暗くてよくわからなかったけど、確かにそこは俺の地元の隣町のN町だった。
ああ、そしたらあと20分くらい走れば家に着くなぁ。やっぱり長距離の運転は疲れる。。。
みたいなこと考えながらそのまま夜道走ってると、どこか道に見覚えがない。
いつも親に同乗して乗ってたけど、自分で運転したらこんなもんか。夜道だし、とか思って走ってたら目の前に急に丁字路が表れた。

もう家族みんなで「?」状態。だって札幌からの帰り道(途中で買い物したから北広島からか)
今までそんな丁字路、一回も通ったことがないから。

俺「え...、父さんこれどっち行くの?」

父さん「…み、右行け」 父さんの顔見るとかなり焦った顔してた。

そんで父さんの言うとおり右に曲がると細い農道みたいな砂利道だった。
そこからはもう街灯とかもないしUターンできないくらいの細い道だったから怖くてかなりゆっくり走ってた。
いくら走っても地元の町に着かないし俺も両親もかなり不安になってきた。
そんなとき横に座ってた父さんが「まるで狐につままれたみたいだな」とか言い出した。

狐か…まぁ幽霊とかじゃなければいいかとか思ってそのまま走ってると、右前方に小さな動くものが見えた。動物みたいだけどこんなときに気持ち悪っ。て思ってたらそれは小さい子狐だった。
俺「あ…狐だ……」
父さん「猫かなんかだろ!あ…」

近づいていったらわかったんだけど、本当にその小さな動くものは子狐だった。
減速して近づいて行くと、卑しそうな目でこっちを見ながら砂利道を横切っていった。
北海道では別に狐が道路横切るなんてことは、そんなに珍しくないんだけど、それでもなんか気味が悪かった。

それからちょっと走ったらまた丁字路に当たって今度も右に曲がったんだ。
そしたらやっと舗装してる道に出て、周りの景色を見てもどことなく見覚えのある場所だったから
やっと安心した。

それからはどこにも迷うことなく実家に帰れたんだけど、帰ったあと家族で一杯やりながら話してたら両親が気になることを行ってた。
まず母が言ってたのが砂利道に迷う前に霧が出てたとか言ってた。俺はあんまり気にならなかったけど。

それよりも父が言ってた方が引っかかった。
砂利道を走ってるとき、父さんは言わなかったけど実はあのとき父さんの知ってる場所を走ってたらしい。

そこは地元近郊のゴルフ場近くの道なんだけど、N町の入り口つまり俺が父さんに
「ここどこ?」って聞いた場所から何キロも離れた場所にあるんだって。

俺が父さんに訪ねた場所から砂利道に迷い込むまでの時間は経ってても5、6分くらい。
到底そんな時間で何キロも走れるわけないし、ましてその道を走り慣れてる父を隣に乗せて走ってるのに、そんなわけのわからない場所に迷い込むわけがない。

父曰く、俺が場所を尋ねた場所から少し行ったところに歯医者さんがあるらしくその角から右折させたかったらしいけど、家族全員そんな歯医者さんなんて見てないし、気がついたら丁字路だった。

てことで幽霊とかは出てこないけど、本当に狐につままれたのかと思うような不思議な出来事でした。
父は飲みながら「あれは絶対ループしたんだ!」と豪語してたww(ワープと言いたかったらしい)

カリスマさん

331 本当にあった怖い名無し sage 2012/07/29(日) 05:52:57.47 ID:Eo4YjV0e0
オカ板にあった形而上学系スレのオフ会に参加した、昔の話です。

そこには、超カリスマ的な人物がいて、皆、彼を中心として難解な哲学や宗教用語を駆使していて、あほなオレは、ただただ、場違い的な幼稚な発言をしては、皆の失笑を買っていた。

で、そのうち、彼を心底から崇拝する者が現れて、そいつに嫌気がさしたカリスマさん(仮名)が、板から逃げたことにより、そこは消滅した。
オレもなんだかイヤになり、メアドを残してそこから去った。

数ヶ月後、なんとそのカリスマさんからメールが来た。
もし、機会があったなら、おまえと話がしてみたい、と。
その前に、板の住人の何人からかメールを頂いてたので、彼の希望にあったように、皆にメールをまわして、オフ会をすることとなった。
すでにほかの皆は、一足お先にオフ会でカリスマさんと出会っていて、オレにとっては、人生初めてのオフ会だった。

332 本当にあった怖い名無し sage 2012/07/29(日) 05:53:34.53 ID:Eo4YjV0e0
場所は関東の郊外だった。No.2的だった人物(2号)の家に、皆が一泊して、昔のように語り合おう、というものだった。

待ち合わせの時刻、オレは山の手線の駅内のコインロッカー前に立ってた。
携帯でカリスマさんにメールを打つと、なんだか馬鹿でかい歌声が聞こえてきた。
・・・そう、彼だ。その時に初めて顔を見た。がっちりとした、いかにも武道系の男だ。
そして目をらんらんと輝かせて、裂けんばかりの笑顔で近づいてきた。

・・・カリスマさん?そう聞くと、ガバッ!!と絞め殺すようなハグをしてきた。
おお!会いたかったよぉ!これは過去からの約束だったんだよぉぉぉ!!!
そのとき、オレの脳内アラームが流れた。武道の達人と聞いている通り、すごい力だった。
カリスマは、もう一人のNo.3的な人物(3号)と来た。目つきが異常に冷たいヤツだった。
彼は丁寧に握手してくれた。でも、見下したような視線を受けた。

あぁやべぇな、こわいな、そう思いながら、2号の住む町に電車は進んでゆく。
車内では、二人が会話一つもなしに、黙々と携帯をいじっていた。
目的地に着いた。改札口の前に、夢をみているような目つきの2号がいた。
おおお!!ああああ!!!と、カリスマと2号、3号のクソ熱いハグが始まった。
オレはもちろん、「なんで来たの?」的な態度を、2号から受けた。

333 本当にあった怖い名無し sage 2012/07/29(日) 05:54:58.34 ID:Eo4YjV0e0
2号の運転する車で、山奥の民家に到着した。
そこで、着くなり2号は、なにやら携帯で電話している。こわいよぉ。
なんだか肉親との会話みたいだった。
そのあと2号とカリスマが真剣に会話している。過去の怨念がうんたらかんたら・・・。
もう帰りたかった。でも、バスとかなさそうだしなぁと、あきらめた。

そんな4人で、夕食後、座談会がはじまった。
ネットと同じく、難解な話だ。ただ、ヘンだなと思ったのは、目の前にいて、自己紹介で本名もわかっているのに、お互いコテで呼び合っているのだ。
オレが本名で○○さん、というと、コテのほうがいいと怒られてしまった。

座談会は、3人で盛り上がり、話の途中でオレに感想を求める、そんな感じだった。
オレは正直に思うことを言うことにした。ウソついても、頭のいい連中だから見抜かれる。
2号と3号は、その答えにバカだな的態度をとっていたが、カリスマだけは真剣に聞いていた。
深夜になる頃、座談会はようやく終わり、疲れもあったので爆睡してしまった。

334 本当にあった怖い名無し sage 2012/07/29(日) 05:56:33.39 ID:Eo4YjV0e0
翌日、駅で2号に見送られて、ホームで電車を待っている間に、カリスマが話しかけてきた。
・・・もし今晩余裕があったのなら、俺の部屋に来ないか?語り合おうよ。
また脳内アラームが鳴った。
と、そこで3号が言った。ボクもいっしょに泊まってもいいですか?

うっせぇな!バカ!!!テメェは来るなぁぁぁぁ!!!!!!カリスマが豹変した。
狂った人間というのは、こんな表情をするのかもと思った。
その言葉を受けた3号は、うつむいてたが、ものすごい目つきでにらんだ。オレを。
これはいかん。武道の達人だ、何かあったらシャレにならん!
人のいいオレは、その場を繕おうと、ああ行きます行きます!と、カリスマの部屋に泊まることとなった。
帰りの車内は、何とも言えないイヤな雰囲気となった。
東京で別れ際、3号はオレを氷のような目で見ながら、去って行った。

夜、彼のアパート近くで食事をおごった。泊めてもらうしなぁ・・・。
その間、カリスマは夢を語りはじめた。自分に酔っている姿に背筋が寒くなった。
で、そののち彼の部屋に案内された。なんだこれは・・・。
ゴミの山だった。オレも掃除が苦手なほうだが、オレの何10倍もの上だった。
彼は気にすることなく、好きなところに寝ていいよと、笑顔で言った。

335 本当にあった怖い名無し sage 2012/07/29(日) 05:58:53.45 ID:Eo4YjV0e0
カバンから荷物を取り出そうとしているところに、シャワーから出てきた彼がやって来た。
・・・丸裸だ。なにも隠してない。
彼はやさしくオレに言った。おまえも浴びてこいよ♪と。
オレはカゼひいてるとかウソを言い、なんとかのがれた。
逃げたかった。でも、ひ弱なオレは勝てる自信が無かった。

やがて、寝ることとなった。
寝たらやばい、そう思い、彼と離れたところで汚れた毛布にくるまった。
・・・しばらくして、彼のイビキが聞こえてきた。
それを聞いて、うかつにも眠ってしまった・・・。

翌朝、しまった!と思って目覚めると、彼はまだ寝ていた。
だまって出て行くのもなんだったので、声をかけると起きた。
じゃ、飛行機の時間があるんで、どうもありがとうなどと言い、オレはそそくさとそこを後にした。
うすら笑いのカリスマがなにか言っていたが、聞きたくはなかった。

336 本当にあった怖い名無し sage 2012/07/29(日) 06:01:20.70 ID:Eo4YjV0e0
その後は、もうみなさんの想像の通りだ。
しつこくメールや手紙が来るようになった。
「おまえは、おれのものだ」とか、「約束された未来は変えてはいけないんだよ」とかいろいろ・・・。

引っ越しや携帯変更で、やっと逃げ切った。
オレはそれ以来、他のオフ会でも、誘われても一切行かないことにしている。そして、
心をくすぐるうまい文章を書くヤツを、絶対に信じなくなった。

以上です。なんだかギャグみたいですが、オレにとっては本当にシャレにならなかった出来事でした。

337 本当にあった怖い名無し sage 2012/07/29(日) 06:02:51.47 ID:6Z/2+cNd0
見つけた

赤い布

実際に人が死んでいるので、書こうか悩んだのですが、あまりにも奇妙な体験だったので、書き込む事にしました。

先日、大学をサボってしまった私は、埼玉の新三郷の近くにある公園を散歩していました。時間は午後一時半を回った頃でした。
かなり暑い日でしたので不自然に感じるかも知れませんが、散歩が趣味なんです。
その時、公園の端のほうに何か垂れ下がっているのが見えました。
近づいてみると、赤い布のようなものがひらひらとただ垂れ下がっていました。
どこから垂れ下がっているか?と言った質問が出てくるかと思いますが、空からでしょうか、としか私は答える事ができません。
ただ空中に垂れ下がっていたのです。
今思えば、何かを手探りで探すようにヒラヒラと動いていたようにも感じます。

数分、それとも数十秒だったかも知れません。
私はそれを見つめていましたが、何か厭なものを感じ、その場を離れることとしました。
写真にも収める事を考えましたが、やめました。もし霊的な何かだった場合、霊障に遭うリスクを考えたからです。
それからとりあえず私はそれを観察できる位置に腰掛けました。

と言っても見た目も挙動もただの赤い布、しいては目を引く事もなく、慣れてしまえばただの風景でした。
そうして私がスマートフォンに目を移してゲームに興じていると、「大丈夫ですか?」と声が聞こえました。
顔をあげると、先ほどまで赤い布があった場所の下で、泡を吹いておじいさんが倒れているのが見えました。
えっ?と思って空を見上げると、真上の方に上昇して行く赤い布が見えました。
声をかけた人が救急車を呼んだようで、すぐに救急車が来て、おじいさんは搬送されて行きました。

翌日の地方紙によると、おじいさんは亡くなったようです。死因は熱中症という事になっていました。
しかし私はあの赤い布とおじいさんの死が無関係だとは思えないのです。
おじいさんは本当に熱中症だったのでしょうか?
それとも、おじいさんは赤い布のせいで亡くなったのでしょうか?
長文になってしまい申し訳ありませんでした。

無差別攻撃

オレが小学生のころに聞いた、先生の体験談を書きます。

地元では有名な事件。
1945年の7月某日、傷病兵や動員された学徒など1000人以上で満員だった列車が、米軍艦載機の攻撃を受けた。
いまネットで調べると、艦載機40機による、30分にわたるすさまじい無差別攻撃だったようだ。
赤十字のついた、傷病者の車両も攻撃されたようだ。

話してくれたのは、家庭科の老先生だった。当時、小学校に上がる前だったそうだ。

なんでも、走行中の列車に、突然上空から戦闘機がたくさん飛来し、機関銃(おそらく12.7mm機銃)で撃ちまくられたそうだ。
列車の中はパニックになって、列車が止まると他の乗客と同じく、両親ともに車外へ逃げたそうだ。

そこへ、艦載機の攻撃が再び来たそうだ。
逃げ惑う人々に、容赦なくあびせられる弾丸・・・。
機関銃の土煙が、綺麗な間隔で地面に土煙を上げていたそうだ。

ネットで見たことがあるが、12.7㎜の弾丸で撃たれると、1発でも、人間の体は真っ二つに、ちぎれ飛んでしまう。
地獄だった。そう先生は言ってた。
わかる。そんな弾が雨のように降ってきたら、どうなることか・・・。

先生が生き残ったのは、奇跡的だったそうだ。
両親とはぐれた先生が、懸命に捜そうとして走ろうとしたとき、誰かが足をつかんだそうだ。おそらく撃たれてのたうちまわった者が、反射的につかんだのだろう。その拍子に先生は転んだ。そのとき、

どどどどどどどどどどどどどどどどど
そんな音を立てて、目の前に土煙が並んだそうだ。
そう、転んでいなかったら、ミンチになるところだったのだ。
だが、先生のご両親は、その銃撃の犠牲となったそうだ・・・。

夏になると、この話を思い出します。
オレが幽霊よりも生きた人間のほうが恐ろしいと感じるのは、たぶんこの話がこびりついているからかもしれません・・・。

苦痛と絶望しかない凄惨な虐待

リサ・アン・コールマンは、1975年10月6日、アメリカで生まれた。

コールマンはマーセラ・ウィリアムズという女性と親密な関係となり、一緒に暮らす事になった。

マーセラにはダヴォンタエという名の息子がいた (もう1人デスティニーという娘もいた) 。

しかし、一緒に住み始めたコールマンは、母親ウィリアムズと共にダヴォンタエを虐待し始める。

1999年、ダヴォンタエ (この時4歳) に対する虐待により、児童保護局がウィリアムズからダヴォンタエの親権を取り上げた。

しかし、後にダヴォンタエは家に帰された。

その際、ダヴォンタエは保護局の局員に
「僕からリサ・コールマンを離して下さい」
と懇願するが、聞き入られなかった。

家に戻されたダヴォンタエは、その後、凄惨な虐待が再び繰り返される。

ダヴォンタエにベルトで執拗に殴打された為、身体全身が赤く腫れ上がり、延長コードで手足を縛ってはゴルフクラブで殴る蹴るの暴行を加えられた。

また、身体的暴行だけでなく、食事も極端に与えなかった。

そんな虐待が更に5年続いた2004年7月26日。

この日、ウィリアムズからダヴォンタエが息をしていないと連絡があり、救急隊員が家に向かった。

救急隊員が家に入ると、すでにダヴォンタエは死んでいた。

ダヴォンタエは包帯とおしめをしているだけの姿であり、体重がわずか35ポンド (約16㎏。ダヴォンタエはこの時9歳であったが、9歳の平均体重は約30㎏ ※日本人の場合) しかなかった。

救急隊員はその余りの酷い惨状にすぐに虐待を疑い警察に通報する。

駆け付けた警官にコールマンとウィリアムズは逮捕された。

ダヴォンタエの検死を行うと、そのあまりの様子に数々の検死を行ってきた検死官も驚きを隠せなかった。

ダヴォンタエは唇が何倍にも腫れ上がり、耳が原型を留めていないほど損なわれていた。

また、手足を縛っていた痕が生々しく残り、手に残った傷は虐待から身を守る際についたものであった。

腕や足にも無数にキズがあり、その数は全身250ヶ所以上にも及んだ。

そして、死因は肺炎を伴った栄養失調である事が判明する。

しかも、ダヴォンタエは救急隊が駆け付ける数時間前にはすでに死んでいた事もわかった。

逮捕されたコールマンとウィリアムズはダヴォンタエ虐待を認めた。

ウィリアムズはダヴォンタエが弱って死にそうになった事に焦り、チキンヌードルスープを与えたが、検死に参加した医師は
「与えるのが遅すぎ、しかも急に大量に上げ過ぎた」
と発言した。

コールマンは些細な出来事がある度に執拗にダヴォンタエを縛って暴行を加えたと認めた。

ただ、2004年3月までにはベルトで殴る事を止めたと発言した。

裁判ではコールマンが延長コードでダヴォンタエをよく縛っていたと、ダヴォンタエの妹デスティニー (8歳) は証言した。

また、母ウィリアムズはダヴォンタエを医者に見せようとコールマンに言ったが、

「そんな事したら子供たちが連れ去られる」

と病院に連れて行くのを制止されたと述べた。

2006年6月22日、裁判でコールマンには死刑が言い渡され、母親ウィリアムズには終身刑が言い渡された。

2014年9月17日、テキサス州の刑務所で致死量の注射による死刑が執行された。

享年38歳。

コールマンのスペシャル・ミール (最後の特別な食事) だが、テキサス州ではすでにスペシャル・ミールを提供していなかった為、通常の食事が提供された。

それは、揚げたポーク・チョップ、マカロニ・チーズ、ニンジン、緑莢インゲン、白インゲン豆、切られたパンとパイナップル、オレンジ、ケーキだった。

余談だが、コールマンはテキサス州タラント郡で死刑判決が下されたが、その際、チェルシー・リチャードソン (後日掲載) が死刑判決を下されていた為、コールマンは同地では2番目に死刑判決が下された女性であった。

しかし、後にリチャードソンは終身刑に変更となった為、結局、コールマンは同地での初の死刑判決が宣告され、執行された女性となった。

最後に死刑執行前のコールマンの最後の言葉で終わりたいと思います。

「私は大丈夫です。私の処刑が終わったら皆に神はとても素晴らしいと伝えて下さい」

善人の行為を踏みにじる鬼畜夫婦

ハーバート・トレーシー・ホワイト (49歳♂) は、アルコールや麻薬中毒者を援助する団体『ナルコティックス・アノニマス』のスポンサーになるほど、人助けに熱心な黒人男性であった。

2010年11月27日、そんなホワイトはカリフォルニア州ハリウッドのチェイス銀行でエドワードとメリッサ・ホープのガルシア夫妻と出会った。

ガルシア夫妻は麻薬中毒に悩んでおり、ホワイトに助けを求めて来た。

そんな夫妻に対してホワイトは連絡先を渡し、協力するのでいつでも連絡してくるように告げて別れた。

翌日の28日夜、ホワイトの下に電話が入り、ホワイトは電話を切り、ベッドから起き上がり着替るとすぐに出掛けた。

電話相手は先日、出会ったガルシア夫妻で、ホワイトは妻に
「知人が助けを必要としているんだ」
と告げると、家を出て行った。

ホワイトはこのように深夜関わらず急に電話が来ても出掛ける事が多々あり、ホワイトの妻はいつも通りの事だと気にも留めなかった。

ホワイトはガルシア夫妻と会うと、夫妻をダウンタウンのスキッド・ロウの一角にある『ザ・コンチネンタル・ホテル』まで連れて行き、夫妻の為に宿泊代を払い部屋を借り、話を聞く為に部屋に入った。

翌日29日朝、従業員が掃除の為に部屋に入ると、そのあまりの凄惨な光景に愕然とする。

部屋の床には血まみれになったバックパックが転がり、中にはホワイトの身体の一部が入っていた。

ベッドシーツは血で真っ赤に染まっていたのだが、そのシーツはガムテープで縛られており、中にはホワイトの両腕が包まれていた。

ベッドの下には無数の切り傷、刺し傷が刻まれたホワイトの胴体が無造作に転がっており、ベッドの中央にはホワイトが被っていた帽子がまるで墓石のように置かれていた。

また、凶器で使用されたと思われるナイフも室内から見つかった。

従業員はすぐに警察に連絡する。

警察はホテルの従業員などの証言から、犯人をガルシア夫妻である事をすぐに突き止め、殺人容疑でペンシルベニア州在住のガルシア夫妻の逮捕状を発行した。

ほどなくしてガルシア夫妻は逮捕されたのだが、逮捕された時、夫妻のハリウッドのアパートの部屋はゴミ屋敷となっていた。

ガルシア夫妻はペンシルベニア州からロサンゼルス州にやって来ると、しばらく車上生活を送っていた。

しかし、車がレッカーされてしまい、その後、ハリウッド・ヒルズにあったホームレス向けの野営施設を利用するようになった。

だが、その野営施設がなくなってしまうと、ガルシア夫妻はスキッド・ロウに移動したのだった。

ホワイトはエドワードと揉み合いになり、ガムテープで縛り上げられベッドの上に横たえられた。

そのまま生きている状態で顔から胸にかけていくつもの切り傷や刺し傷がつけられたのだが、それは死に至らない程度のものであった。

そして、最後に首の頸動脈部分を2度刺し、それが致命傷となり死亡した。

殺害後、エドワードは刃渡り約40センチの現場に置いてあったナイフでホワイトの身体を切断し、足の骨から肉を削ぎ落としたのだった。

ガルシア夫妻はホワイト殺害後、非常用の階段から逃走した。

事件現場の部屋には注射器やクリスタル・メス (メタンフェタミン) の残留物、血まみれのホワイトが履いていたボクサーパンツと女性の下着が転がっていた。

ホワイト殺害の動機だが、ガルシア夫妻にとって人体切断という儀式は長年の夢であり、大量の血が飛び散るのを見たかったといい、その生け贄としてホワイトが選ばれたのだった。

また、ガルシア夫妻は過去に似たような事件を起こしている事が判明する。

2009年5月頃、ペンシルベニア州で、メリッサは売春婦の格好をしてアパートに男性を誘い込んだ。

男性が部屋でパンツを脱いだ瞬間、部屋の隅からナイフを持ったエドワードが現れ、男性の手足を縛った。

しかし、男性は何とか命からがら逃げる事ができ、事なきを得ていた。

裁判でガルシア夫妻の弁護側は、現場に残されたクリスタル・メスは、ホワイト自身が持参した物だと主張。

更に、ホワイトはガルシア夫妻に向かい、
「俺は君たちの事が心配なんだ」
と話し、そして、メリッサに向かって
「俺は君の事を考えずにはいられないんだ」
と言ったと述べた。

また、ホワイトはホテルの警備員に向かってメリッサを自分のガールフレンドだと紹介し、事件現場で発見された性行為用ローションと全く同じ物がホワイトの家にもあると主張。

しかも、エドワードはホワイト殺害を後悔していると弁護士は話した。


2015年5月26日、裁判が開始され、今後の裁判結果が注目されている。

真夜中のウルトラマン

怖くないけどww
よくみちゃう愚弟の話でーす。

暇を持て余した愚弟が悪友共4人で千葉をドライブしてたときのこと。
仕事が終わってからのドライブだったのであたりはもう暗く、田舎道は街頭の明かりだ。
右手には山が連なっている。

ここは千葉の某所だ。

この山の付近ではなぜかUFOの目撃情報が多く、愚弟と悪友たちも、もしかしたらUFOと遭遇できるかもwという淡い期待があった。
山の付近にある道の脇に停車して山頂を見つめていたが、もちろんUFOなど影も形も現れない。

諦めて帰ろうとした時、山の上の方から駆け下りてくる人がいるのに気づいた。

明かりがまったくないのに人とわかったのは、
夜中にランニングする人がよくする手足に蛍光塗料を塗ったバンドをはめていたからだ。

青白い光が四つ、動きながらこちらの方にやってくる。

こんなに真夜中、明かりもないのに物好きな野郎だなあ・・・
どんな奴か見てやろうとそいつが下りてくるのを待っていると・・・

やがてそいつが車のヘッドライトに照らされて現れた。

愚弟と悪友ら4人が全員そのランニング男の姿をハッキリと見たのだが・・・そいつは・・。

全身が銀色のひかっており、ツルッとした皮膚感、もちろん服など着てはおらず、顔は目の辺りがぼこっとあいているだけだった。

そいつは元気に真夜中の山道を、愚弟らの車の脇を通りすぎて走り去っていった。

皆怖くて硬直していたものの、車のバックミラーでそいつが消え去るまで動かず、見えなくなってから慌てて車を急発進させて逃げて返ってきて連絡の取れる限りの友人にその怖い話をしまくったのだが、ウルトラマンそっくりのそいつの話を面白がる事はあっても誰も怖がってはもらえなかったそうな。

とってもとっても怖かったらしいが。。。笑っちゃうよねw

スパイダーマッ

友人Aの話。
共通の友人Bがもうすぐ誕生日ということで、俺とAでお祝いをする事になった。Aが「俺に考えがある」と言うので、Aに任せた。
誕生日当日、BをAのマンションに呼び、到着までに準備開始。Aは「ちょっと待ってろ」と俺を置いて風呂場へ。何だろうと待つこと5分。風呂場からスパイダーマンが現れた。

通販で買ったという精巧なスパイダーマンスーツ。映画そのものだった。そしてAは壁を指差す。そこには板が壁から直角にはえた、簡単な棚があった。
「俺があそこから飛び降りて驚かす。お前は注意を引きつけろ」

いよいよ本番。Bが到着。部屋に上がるBを華麗なトークで釘付けにしながらAへアイコンタクト。今だA!
「ッスパイダードゥッッ、アッ、ゴフッッ…」板が折れた。腕も折れた。
別の意味で驚くB。リハーサルしてなかったのかよ!と驚く俺。夜だったので取りあえず救急車を呼んだ。腕は動かさない方がいいので、マスクだけ脱がす。
首から下がスパイダーマンなAを見て救急隊員が「どこかに登って落ちたんでしょ?」俺とBは笑いを堪えるのに必死だった。

スパイダーマンスーツを脱いだら多分パンツ一丁だと思ったので、Bとジャージ上下持って付き添った。
お医者さんは「A君がスパイダーマンだって事は誰にも言わないよ」って笑ってた。
なんか色々救われたよ(*´д`*)

深夜のコンビニで

家の近所にコンビニがあってよく買い物に行くんだがそこにイケメンな兄ちゃんが働いてるんだ。
深夜の時間に働いててもう一年くらい通ってる。

んで昨日いつものよいに深夜に買い物に行ったんだ。
客はおっさんが一人雑誌立ち読みしてただけ。
適当に買い物してレジに行ったんたが店員がいないんで声出して呼びかけたんだ、そしたらあの兄ちゃんが出てきた。

が、様子がおかしい、兄ちゃんが号泣している。
嗚咽をあげながらレジを打っているwww
私びっくりしてポカーンとなってたwww

勇気を出して理由を聞いたら、妹さんが重い病気にかかってずっと入院してたらしい。
で、大手術を受けてずっと生死の境をさ迷ってたらしいんだが意識が回復したらしい、近いうち退院も出来るそうだ。

母親から電話がかかってきて涙が止まらないらしい。
バイト帰らしてもらえばいいのにって言ったら「誰もいなくて帰れないんです(;_;)」だってwww

私は感動してたんだけど、そのあたりで雑誌読んでたおっさんがいきなり缶コーヒー一本もって
レジに来た。
そして無口のまま無愛想に120円を取り出しレジに出す。

私は内心おっさん邪魔だな~とか思ってたんだけど、次の瞬間おっさんが財布からごそごそと
二枚のディズニーの一日乗り放題券?みたいなのを二枚取り出して
「退院したら妹さんつれてってやんな」とだけぶっきらぼうに言い放ち、兄ちゃんに押しつけるように
チケットを渡すとすぐに立ち去ってしまった。
おっさんGJ!!!と心の底から思った。

この兄ちゃんといいおっさんといい、日本もまだまだ捨てたもんじゃないなと思った出来事でした。

祖父と祖母

まだ私が結婚する前、実家で祖父母も一緒に暮らしてたんだけど、祖父が脳梗塞で倒れて入院。
祖母もそのころ具合良くなくて、日替わりで自分の病院と祖父のお見舞いに行ったりしてた。
もともと仲の良い夫婦ではなかったけど、「あんな、モノも言われへん寝たきりなってしまいよって!」とか言ってしまう祖母のこと、昔から嫌いだったわw
口答えするとさらに上から返されて、悔し泣きしたこともあるw

そんな祖母だったけど、ガンが進行して祖父とは別の病院に入院。
調子の良いときは外出許可もらって叔母さんらと祖父のお見舞い行くんだけど、やっぱり文句ばっかり。

私がたまに祖母のお見舞い行って、藤色の手袋ステキねと誉めると「貴婦人によう似合うやろ」と不敵な笑みで答えるぐらい元気だったけど、そのうちカーテンレール指差して「もう梅の花が咲きよるな」とか軽くボケだして。
体の方もベッドから降りれないくらいになってたから、
「お父さんまだくたばってへんか」と
長らく見舞えてない祖父のことを心配したり、少しずつ弱気なところも見せるようになってた。


そして祖父がとうとう亡くなってしまって、祖母にどう伝えようかと親戚一同で話し合った結果、今は祖母には言わない方がいいと。

なので祖父のお通夜・お葬式の時も、悟られないように着替えたり工夫して交代で病院へ。
そんな折、母がお見舞いに行くと
「お父さん病室かわったんか?昨日行ったらおらんかったんや」
「…え?…外出られへんやん…」
「いや、見舞い行ったがな。お父さんのベッド、2階上がったとこの部屋の入って右やろ?知らん人に変わっとったわ。でも奥のあのオッサンはおったなぁ…やっぱり部屋かわったんやな」

母は、なぜ寝たきりの祖母がそんなことを、と驚いてそれ以上聞けなかった。でもまぁ、あり得ない話ではないなと。
母は、霊感があるとまでは言わないけど、実父が息を引き取ったであろう時間に突然大量の涙が溢れてきたり、虫の知らせレベルの経験はしている。
私もちょうどその頃金縛りに悩まされてた時期だったので、そんなこともあるんだな~と二人で変に納得してた。

ある日私は、夜中にまた金縛りにあった。
さすがに3日ほど続いていたので恐怖よりも苛立ちの方が勝ち、
(毎晩睡眠の邪魔するな!今日はこの勢いで目を開けて見てやる!誰や!)
と思った瞬間、横から私の顔と肩を物凄い力で押してくる。今までの金縛りとは何か違う。
(痛い!誰や!)
と動かない腕を必死で伸ばした先に触れたのは、手。
手袋をつけた、女性の手。

(………おばあちゃん!?)

その瞬間いっそう強い力で押され、苦しいと思った時に体が軽くなり金縛りが解けた。

翌日、祖母のお見舞いから帰った母にその話をしようとしたら、母の方が
「今日また変なこと言うてたで~。『仏壇の前に置いてある白い箱なんや?』って」

…それは祖父の遺骨。お葬式の後から置いてある。

『うん、昨晩おばあちゃん来てたで。なんか知らんけど、負けたわ』
『…あんた会ったん?で何に負けたん?』
『わからん』

その後少しして祖母は息を引き取ったが、亡くなる直前、意識が朦朧とする中で祖父が亡くなってることを聞かされ、一瞬驚いた表情を見せた後に涙を流しながら、静かに頷いていた。


なぜ私に最後にケンカ売ったのかは全く意味がわからんけど、祖母は安らかな顔で旅立っていった。

鈴の音

5年くらい前、名古屋のとある会社に勤めていたんだが、仕事の関係で1週間くらい東京に滞在することになった。
22時くらいまで仕事してホテルに帰って風呂入って寝て、また翌朝出張先へってのを繰り返し。
選んだホテルは適当に、出張先に近いのと、設備もよさそうだからとそれだけ。
仕事自体は自分ひとりの出張だし重くない業務だし、まあのほほんとした気分で赴いた。

1日目チェックインして部屋に入ったとき、別に何も感じなかった。そもそも自分は霊感ゼロだったし。
ところが洗面所で手を洗っていると、鈴の音みたいなのがするのに気づいた。
チリーン、チリーンって規則的に思えて規則的でない、鈴の音?金属の共鳴音がする。

最初は洗面台の上のコップに響いてる音かなと思って、コップをどけてみたがまだ音がする。
それじゃあ水を流すと配管か何かに響いて音がしてるのかな、程度に考えていた。
ただ、音の出所がどうしても分からない。自分は結構耳がいいほうなんだが、その音がどこからしているのかわからない。

2日目も3日目も、洗面台で水を流していると鈴の音がする。
その頃気付いたのは、音がするのは水を流しているときだけ。水を止めると鈴も鳴り止む。
そうなると自分も「ああ、配管に響いてるんだろうなー」と暢気に考えていた。

4日目。仕事も順調で、その日は20時にはホテルに帰った。
顔を洗っているとやっぱり音がする。
「ああ、まだ配管おかしいのかな」って思って、顔を上げた。
鏡に映っている自分の背後のドアの影から、人が覗いているように一瞬だけ見えた。
ふっと振り返っても誰もいない。当たり前だが。

そのときは何か疲れてるんだろうなーって思うだけだった。よく疲れていると、視界の端に白いぼんやりしたのが見えるだろ?
それと同じだと思っていた。
その後特に同じようなことがあるわけもなく、変わらないのは水を流すときに鈴の音が聞こえること。

ところがホテルに泊まる最後の日、その日は仕事先の人と最後ってことでちょっと飲んだんだ。
その後ほろ酔いで帰ってきてシャワーを浴びていた。そしてシャワーの水を流しているときに気付いた。
今までは、洗面台の水を流しているときだけ聞こえた鈴の音が、今日はシャワーの水を流していても聞こえる。

チリーン、チリーンって音は間隔を置いたと思えば、連続して鳴る。
配管いかれてるんじゃねえのこのホテル、って思いながら何気に視線をシャワーカーテンのレールの上に上げた。
真っ白い顔の女の人がうつろな視線で見ている。
よくこういうときには怒っているとか悲しそうとか見かけるけど、そいつはぼんやりと焦点も定まっていない感じ。
ただ、顔色が真っ白というか、真っ青に近かった。

温かいシャワーを浴びてるのにぞわっと鳥肌が立って、シャワーカーテンを開いても誰もいない。
改めてカーテンレールの上を見てもさっきの顔はなかった。

ああ、こりゃやばいなーって思って、さっきまで飲んでた仕事先の人に電話。
理由も告げずに「もうちょっと飲まねえ?」って言ったら、「いいですよー」ってことで早々にホテルを後にして夜明かし飲んだ。
荷物は翌日朝に隠れるようにまとめて持っていった。

まあそんなことがあって名古屋に戻り、何ヶ月かな?忘れたが、そろそろ忘れかけていた日。
休日の昼間に起きるという駄目人間っぷりを発揮して、洗面所で顔を洗っていた。

チリーン、チリーンって音が聞こえる。
「え・・・」って思って、勝手を知る自分の家のコップを抑えてみたり、蛇口を押さえてみたり、
棚を空けて配管を抑えてみたりしたけど音は収まらない。

「いやいやいや、ねえよ・・・」って思って流しっぱなしの水を止めようと蛇口に手を伸ばした瞬間、
家の外から、

「やっと追いつきましたーーーー、覗ける場所があったらずっと覗きますよーーー」

って、竿竹屋や灯油の移動販売みたいな、スピーカーから聞こえるような間延びしてぼんやりとした女の声がした。
え・・・って思って鏡を見ると、洗面所と廊下をつなぐドアの隙間から、あの無表情な顔が覗いていて。
あわててドアを閉めると鈴の音も収まった。

それ以来、ずっと、ドアや窓、箪笥や戸棚さえも開けっ放しにはしないようにしている。
「覗ける場所から覗く」ってことは「覗ける空間がなければいいんだ」と思うようにしている。
それに気をつけるようになってから、あの鈴の音は聞いていない。

兄貴(こちらも霊感はない。ただ妖怪の話が大好き)に話したら、「それ屏風覗きなんじゃねーの」って笑っていた。
特に害はないらしいが、新婚の初夜を覗くのが趣味の妖怪が、なんで俺を覗いていたのかは謎のままだ。

証明

帰宅電車内から書かせていただきます。
体験談とはいえ、そこまで怖くはないのはご容赦を。

幽霊らしきものを見た話。

俺がまだ大学生だった頃のこと。

友人が泊まりに来いというので一人暮らしの狭いアパートに泊まった。
俺は彼女と別れたばかりということもあり、酒を買い込んで行ったわけだ。

たらふく飲み食いし、どちらからともなく眠った深夜。

俺がふと目を覚まし横に寝ている友人の方を見ると、友人の上に誰かが乗っているのが見えた。
グレーのTシャツに黒っぽいスウェットパンツを穿いた女性のようだ。

俺は酔いの回った頭で「コイツ俺が寝たからってカノジョ呼んでイチャついてやがる」と思い、自分が別れたばかりということもあって頭にきたんだな。
つい「オイコラ!」と怒鳴った。

するとその瞬間女性の姿は掻き消え、友人が飛び起きた。

その後の友人の話によると、どうも先ほどの女性は人間ではないらしい。
毎夜寝ているところに現れては首を絞めてくるという。友人が起きるとすぐ消えるらしいがね。

俺がイチャついてやがると思った姿は、まさに首を絞めているところだったようだ。
女性の件が友人の妄想ではないと証明するために、事情を説明せずに俺を泊まらせたとのことだった。
ハタ迷惑な話である。

謝りながら語る友人の首には赤い痕が付いているのが見えた。

凶暴な犯罪者の想定外の人生

本名マーク・ブランドン・リードは、1954年11月17日、オーストラリア・メルボルンで生まれた。

リードは10代の頃から気性が激しく、わずか13歳の頃には『シュアレイロード・ギャング』という地元で有名な犯罪組織に入る。

ここで強盗やドラッグ売買で組織内の名声を高めた。

高校時代は毎日喧嘩に明け暮れる日々を送った。

息子の将来を不安に思った母親は、地元の精神病院に入院させる。

しかし、そこで電気ショック療法を受ける事になるのだが、改善するどころか余計に悪化してしまう。

18歳の時、リードは『シュアレイロード・ギャング』のチームリーダーとなる。

リードはボルト切断用のカッターを常時持ち歩き、敵対した相手には容赦なく足を切り落とし、その凶暴さから闇社会では『チョッパー (肉切り包丁) 』というニックネームで呼ばれた。

リードの存在を重く受け止めた警察は、メルボルンの犯罪エリアへ大量の機動隊を配備し、ギャング団の一斉検挙に力を注いだ。

リードも逮捕され、20歳から18年間をほとんど刑務所の中で過ごした。

1970年代後半、リードはメルボルンで最も悪名高いペントリッジ刑務所に入ると、数十人の受刑者達に声を掛け、刑務所内で『オーバーコートギャング』という組織を結成する。

また、刑務官を買収し、大量の銃器やナイフを手に入れ、同じ刑務所に収容されていた敵対チームと激しく戦闘を繰り広げた。

この抗争は激化の一途を辿り、リード自身もトイレに隠れていた男に背後から襲われ、腹部をナイフで切り裂かれ、重傷を負った。

緊急手術で約2メートルもの大腸を摘出し、退院すると自身を刺した男を半殺しにし、そのボスをナイフでめった刺しにして殺害した。

だが、このリードの報復は更に報復を生み、敵対チームがボスの仇討ちの為に全面戦争を宣言し、リードの部下を片っ端から襲い始めた。

部下の1人は両手足に釘を打ちつけられ、ある部下は性器を切り裂かれたりと、その報復は激しさを増し、慌てた刑務官がリードと敵対チームの新たなボスを独房へ送り込んで事態の収拾を図ったが、収まる事はなかった。

リードはこれ以上部下がやられるのを憂い、事態の収拾の為に、自分自身がこの場からいなくならないとダメだと考えた。

そこで、リードは独房で自分の右耳を切り取り、心神衰弱を主張した。

これによりリードはメルボルンから離れた精神病者用の刑務所へ移送される事となり、リードがいなくなった刑務所は、ほどなくして報復合戦が幕を閉じた。

その後もリードは刑務所の出入りを繰り返し、24歳で強盗で捕まった仲間を助けようと、裁判の審理中に押し掛け、担当官に向けて発砲し、逮捕された。

この行為でリードは懲役13年が言い渡された。

1989年にはドラッグディーラーをショットガンで吹き飛ばして殺害。

この殺人でリードは懲役6年が言い渡された。

しかし、リードは裁判では常に正当防衛の判決を勝ち取り続けた。

それは、リードが事件を起こす度に部下が裁判官に賄賂を送っていた為であり、そのおかげで犯罪の割に罪が軽かったのであった。

1991年、リードは刑務所にいる時に『塀の中より』という自叙伝を出版し、広く世間に知れ渡り、一躍有名人となる。

この本はメルボルンの地下組織の実態を辛辣に暴露し、200万部を超す大ヒットとなった。

その後、リードは計12冊もの犯罪小説を出版し、大金を手に入れたリードは2003年、『チョッパーガールズ』と呼ばれるリードの女性ファンと結婚している。

現在、リードはメルボルンに建てた豪邸に住み、悠々自適な生活を送っているが、国内のギャングたちからは生きる伝説として尊敬の眼差しで見られている。

2013年10月9日、死去、享年58歳であった。

余談だが、2000年にリードの自伝をもとに『チョッパー・リード史上最凶の殺人鬼』が製作され上映されている。

オルゴールのぬいぐるみ

子供の頃の話なんですが、こういうの需要あるかな。
試しにその頃の話を一本書いてみました。
面白くなければはっきりと教えて下さい。
霊体験みたいなのとは違う気がするので…

オルゴールを仕込んだぬいぐるみってあるじゃん?
それが俺の家に昔からあったんだよね、くまちゃんの奴。
いつの頃のものか、誰のものなのかもはっきりしないんだけど、ばあちゃんのいつも使ってた茶の間に飾ってあった。

俺が小学生になったばかり頃の話。

その日、僕は夜更かししてドラゴンボールの単行本を読んでた。
いつもは10時には寝ないと怒られるんだけど、その時は12時まで読んでた。
物語がセル編に突入して、謎の生物怖いわぁ!なんて思ってたら、オルゴールの音が聞こえてきた。
そう、あのぬいぐるみのオルゴール。

びっくりして硬直。
だってその音、俺の部屋のクローゼットの中から聞こえるんだもん。
え?なんで?どうして?しかもこんな時間に?
ばあちゃんの部屋にいつも置いてあるのにこれはおかしい。
僕はなにかとてつもなく恐ろしくなり、布団をかぶった。
お願い、早く音止まって!
凄く怖くてクローゼットの中をなんて見てみようとも思わない!
そこに何かいたらなんて思うと怖くて涙が出てきた。
でも全然オルゴールが止まらない…
どうしよう…どうしよう…

キィ と、クローゼットの開く音がした。

やばいなんか出てきたぁぁぁぁ
心臓がバクバクいってる!
もうこうなったらそいつが布団の中にいる俺に気付かないよう、必死に息を潜めるしかない!
本気で目を瞑り震える手で布団をキツく握り締める。
お父さんお母さん助けて、早く来て!
嗚咽を殺し泣きながら、布団の中でずっと助けを求め続けながら寝てしまった。

「こら、いつまで寝てるの!ご飯早く食べなさい」
お母さんが起こしに来て、寝ぼけながら適当に返事をして起きる。
目を覚ました瞬間、昨夜の事を思い出してしまった。
俺は急に泣き出しお母さんに抱きついた。
そしてあの事を話すと怖い夢を見ただけだと笑われた。
それでもお母さんはその時いつもより優しかった。

クローゼットをお母さんに見てもらったが、いつもどおり空っぽだった。
あのオルゴールのぬいぐるみもいつもの茶の間に置いてあった。
でも変なんだ、空っぽのクローゼットなんていつも絶対開けないのに、あの時お母さんが中を見た時、開いたままだったんだ。

それから3年ほどして家も新築し、あの頃の部屋はなくなった。
俺がこの話を思い出して、あのぬいぐるみが今もあるか確認してみた。
母親は「あーそんなのもあったねぇ、引越しの時に多分捨てたんじゃない?」
との事でした、それとこの話をしたが覚えていない模様。
あと気になることを言ってた。
「何いってんの、前のあんたの部屋にクローゼットなんて無かったでしょ」
俺はあのクローゼットがあったことを間違いなく覚えているが、何故か物を出し入れした記憶もなく、中の構造も全く覚えていない。

血筋

子供のころの話で、しかも自分の体験じゃないんだけど。
毎年、夏になると父方の祖父母の家に遊びに行ったのね。
夏以外も行ったんだけど、夏は必ず毎年行った。
父はいないこともあったけど、母と兄と姉と私は必ず。
祖父母と母は、特に祖母が母を大事にしてる感じだったから、血縁が無いとかあんまり気にしたことなかった。

祖父母の家の裏は山があって、祖父の持ち物らしいんだけど、私たちは祖母に『おじいちゃんかお母さんと一緒のときじゃないと絶対に入っちゃ駄目』って言われてた。
祖母は足が少し悪かったから、山には入れなかったんだ。
山で竹の子採ったり山菜採ったり栗採ったり柚子採ったりね。

で、その年は父が仕事の都合であとから来るっていってて、母と私たちだけで先に祖父母の家に行ってた。
兄はもう小学校高学年だったから、ばあちゃんの言うこと聞かないで山に勝手に入ったりしてた。

父が来る日、母が駅まで父を迎えに行って、退屈した私たちは3人で、山に入っちゃったんだ。
兄がこっそり入ってるのはばあちゃん知ってたらしくて
兄は『迷子になったら大変だからやめなさい』って言われただけだって言ってて、私はともかく、兄と姉はもう小学校高学年だったから『大丈夫だよね』って言いながら。

山に入って5分もしないうちに、姉が『けっこう人いるんだね。
うちの山なのに…勝手に入ってるのかな』って言い出した。
人なんかいないのに。
直後、姉が『ぎゃーーーーー!!!!』って叫んだ。

兄も私も何がなんだかわかんなくて、逃げる姉を全力で追いかけた。
兄が姉を捕まえた時には姉はもう涙ボロボロ流して
『なんで…お兄ちゃんたち…見えないの?あれ…なにあれ…』って言ってたけど、指差す方見ても木しかない。
兄が家に戻ろうと言ったので兄と姉と3人で、手をがっちり握りながらばあちゃんちまで帰った。

山に入って5分くらいで姉がテンパり出して、10分くらいしか山にはいなかったのに家に戻ったら5時間くらい経ってて、既に到着してた両親にすごく怒られて山に入ったことを告げると祖父母まで怒り出し、1時間説教された。

と姉は怒られても『あれはなんなの?』と食い下がった。
山の持ち主はじいちゃんだったし、じいちゃんが一番怒ってなかったからじいちゃんに聞いてた。
でもじいちゃんの答えは『おりゃ見たことねえからわかんねえ』。

翌日になっても兄がしつこくきくので、とうとう根負けした祖母が話してくれた。
要約すると、『ばあちゃんの血筋は見える』ものなんだと。
不思議なことに、じいちゃんや母が一緒だと、全く見えなくなる。
でも父も昔友達と一緒に入って、姉とまったく同じ目にあったらしい。
それ以来、父は山には滅多に入らないし、そういえば父が山に入ったのを見た覚えも無い。
祖母は足が悪い以前に山へは入れないらしい。

兄は納得したのかわからないけど、私はもう姉の取り乱しっぷりが怖すぎて絶対山には入らないと決めた。

それ以来山には母と一緒でも絶対入らなかったけど、中学生のときに祖父母の家に行ったときに外で花火をしてるとき猫がいたので追いかけていったら、山の際まで行ってしまったことがある。
気付かないで猫を撫でていたら、視界に足が見えた。
爪が無い。なんか黒くて骨ばっている。

よせばいいのに顔を上げてしまった。

今でも鮮明に思い出せる。
元は白だったのかわからない薄汚れた浴衣?みたいなのを着た
推定・女、
笑っている口元が開いてるけど歯がない。
そんなことより目がない。

『ぎゃあああああああああ』と叫んでみんなのところに逃げ、かたかたしながらみんなに説明すると、姉も父も祖母も
『ああ、それw』と軽く言われて、慣れきっている家族にゾッとした。
『別に悪さするわけじゃないからほっときなさい』と祖母に言われた。

その後も祖母の家に行くたびに何パターンか見るようになった。
姉に至っては今はもう祖母の家以外でもいろいろ見るらしい。
祖父はもう他界してしまったけど、母は今も定期的に祖母の家に行っているし、祖母の血を引きながら今だ30年以上何も見えない兄もよく行っている。
将来は兄が相続するらしい。

文章にすると全く怖くなかったけど、私は未だにあの山は入れないよ。

帰りたくない理由

俺がガキの頃の実話。

俺にはふたつ年下の妹がいるんだが、その妹の友達がよくウチに遊びに来ていた。
妹は無口で友達が少なく、その子がほとんど唯一の友達だった。
その子はおおむね普通の子だったんだが、なんでか夜になっても家に帰ろうとしない。
いくらガキでも、他人の家のメシ時には帰るというのは分かっていそうなもんだが、その子はうちの母親が「もう帰らなくていいの?」って言っても「大丈夫」と言うばかり。
まあ、世の中にはそういう空気読めなくて厚かましいガキもいるもんだけど。
その子は単なる厚かましいガキじゃなかった…というのが後でわかった。
ある時期を境に、その女の子はぱったりウチに来なくなった。

しばらく経った後、ふとその子のことを思い出して母親に聞いてみた。
○○ちゃん、最近ウチに来なくなったね、と。
すると、うちの母親の表情が途端に曇った。
なんでも、その子は施設に預けられたらしい。学校も変わり、もうウチには来ないとのこと。
あんまり唐突なので詳しく聞いてみると、どうも母親が警察に捕まったということらしい。
その子は母子家庭だったようで、母親が逮捕されたことで身寄りが無くなり、どこかの施設へ行ったとのこと。
しかし、逮捕なんてのはよっぽどのこと。何をしたのかと聞くと、殺人だとか何とか…。

その母親には本来、その子の下にまだ二人ほど子供がいたらしいが、生活苦で育てられなくなり、 思い余って殺してしまっていたらしい。
おまけにその遺体はゴミ袋に入れて押入れにしまっていたとか。
逮捕のきっかけは、その遺体から漏れる腐敗臭に近所の人が気がついたかららしい。
その子は自分の兄弟の死体がある家で生活をしていたということになる。
そりゃ、帰りたくないわな…。
ちなみに俺の妹もそこへ遊びに行った事があるらしいが、臭さはよくわからなかったそうな。

歴史上の人物が絶対言わないセリフを言わすスレ

1 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2007/12/23(日) 20:44:36
聖徳太子
「待て、一人ずつ話せ」


4 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2007/12/23(日) 20:55:00
ナポレオン
「む、無理・・・」


5 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2007/12/23(日) 20:57:35
イエス
「触るなビンボー人」


10 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2007/12/23(日) 21:32:07
アドルフ・ヒトラー
「世界は一家、人類は皆兄弟」


14 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2007/12/24(月) 02:49:19
福沢諭吉
「格差の何が悪い!」


88 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2007/12/25(火) 08:44:52
金八先生
「君たちは、クズ同士の親から生まれたゴミです!」


127 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2007/12/26(水) 01:43:56
ビル・ゲイツ
「ソフトなんかコピーで済まそうぜ」


130 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2007/12/26(水) 02:30:28
菅原道真
「どうせやっても無駄無駄。勉強なんかせんでええ」


158 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2007/12/26(水) 14:46:37
天草四郎
「南無阿弥陀仏」


196 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2007/12/27(木) 17:53:13
モーゼ
「海が?まさか ハハハ…」


245 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2007/12/30(日) 13:52:28
明智光秀
「敵は本能の赴くままにあり!」


299 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2008/01/02(水) 13:51:53
宮本武蔵
「いかん、遅刻だ!」


365 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2008/01/03(木) 23:24:57
山下画伯(裸の大将)
『きみ、僕の絵は一千万以下では売らないよ』


428 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2008/01/06(日) 01:18:50
ナイチンゲール
「うっせえなあ痛いのはてめえだけじゃねえんだよ!」


437 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2008/01/07(月) 00:04:02
ガンジー
「皆殺しだ!!」


451 名前:名無し@お腹いっぱい。[] 投稿日:2008/01/09(水) 00:03:40
ヘレン
「見えたし、聞こえるし、しゃべれる。」


756 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[] 投稿日:2008/01/28(月) 18:51:17
インディアン
「そりゃお前、ウソくらいつくよ!」

誰も信じてくれない話

休憩時間、いつも俺は寝て過ごしてたんだ。
横になるだけじゃなく本気の爆睡。

ある日いつも通り寝て過ごそうと横になって、すぐに寝たんだが、店の電話が誰にも取られず、ずっと鳴っていてそれで目が覚めた。

電話出られない程忙しいのかと慌てて行ったら、店内に誰もいなかった。
他のスタッフも客も。誰もいない ただ電話はずっと鳴ってた。

その時点でちょっと怖かったんだがとりあえず客ならまずいと電話に出たんだ。

そしたら「はやく戻って」って誰か知らないが、女の声で言われて切れた。
次の瞬間自動ドアが開いた(誰もいないのに)からびびって休憩所に戻って毛布にくるまってた。

そんで俺はすぐ眠れるから幸いにもというかのんきにもまた眠ってしまったんだが、起きたら普通に皆いた。
「さっきみんなどこにいたの」って聞いても「は?」みたいな顔された。
ずっと機種変更してたよ、みんないたよって。

夢かな、と思ったんだけど、絶対夢ではない。っていう話。

交霊術

大学時代、良く遊んでた友人の一人に、怖い話系がすげぇ苦手な奴が居た。
とは言っても、本人は確かに怖がりなんだけど、何故か妙に強気で、自分で俺らを心霊スポット誘ったりとかしてそういうのを楽しんでいた。
まあ、最後はいつもそいつだけ半泣きなんだけど。

ヒマ潰し程度に見ていたTVで心霊番組をやってた。
何かアメリカだかどっかだかの有名な幽霊屋敷で、霊能力者が交霊術をやるって内容だった。

よくある胡散臭い番組だと思って見てたんだが、ふと
「これドッキリに使えないかな」と悪戯心が芽生えた。
なんせ暇な男子大学生。電話をすると二つ返事でドッキリをすることが決まった。

仕掛ける相手はもちろん例の「怖がり君」
リアクションが良いことでも有名な怖がり君がどんな反応をするのか、楽しみで仕方なかった。

計画は以下の通り。
1.交霊術をしようぜ、と怖がり君を誘う
2.もちろん、メンバー(怖がり君と俺含めて5人)は怖がり君以外全員グル
3.交霊術中にラップ音(輪ゴムを弾いて、周囲の壁に当てる)
4.その後、女のすすり泣き(携帯の着メロを利用。泣き声は演劇やってる友人に頼んだ)
5.交霊者(霊が降りてくる人の役:これは俺だった)に霊が!
6.霊に取り憑かれた交霊者を怖がり君が流れで除霊(全員で「お前ならやれる!」とはやし立てる)

いよいよ本番当日。先に仕込みを終え、指定した時間に怖がり君を呼び出す。
俺と友人A以外は準備を手伝ったら一度家に戻ってもらい、全員で怖がり君を待ち受ける形にならないようにした。

怖がり君はもうノリノリだった。
「俺が入ったら降りちゃうよ? 安倍清明降りちゃうよ?」
と意味の分からないことを一人で捲し立てるレベル。
恐怖からの反動でテンションおかしくなっているようだった。

皆は「茶化すなよ」とか「いいか、遊びじゃないんだ」
と、妙に神妙な空気を作り出す。
さらに準備に30分ほどの時間を割き、「本格派」を演出。
否が応にも高まる緊張感の中、午前0時、交霊術がスタートした。

交霊術の会場は友人Aの家だった。
用意したのはB5のコピー用紙の束と黒のサインペン、それに蝋燭一本。
部屋の明かりを消して、ちゃぶ台の上に蝋燭を置いて、それを中心に車座になる。
ちゃぶ台の天板裏には、すすり泣きの音を入れた友人Aの携帯を貼り付けた。

交霊者の前にスケッチブックと黒のサインペンを置いて、降りてきた霊がこれに書き込む(のを俺が演じる)って寸法だった。
座った順番は、俺,怖がり君,友人A,友人B,友人C。
両手を使う俺の隣に怖がり君を配置することで、友人A,B,Cがフリーの手で輪ゴムを打ったり、携帯を操作できるようにした。

全員で机の下で手を繋ぎ、目を伏せて霊に呼びかける。
文言は確か「ここに居られる御御魂、この者を借り、お話ください」だったはず。
これを全員でしばらく繰り返す。

しばらくして、机の下でそっと手を離した。
友人A,B,Cが輪ゴムを壁に向けて撃ち始めた。
パシッ、パシッ、と音が響く。
正直、ちょっとやりすぎなじゃね、ってくらい鳴りまくってた。

音が鳴るたびに怖がり君が
「あひゅっ」とか「ぬぅ、あんっ」とか、声にならない悲鳴が漏らしてた。
それがもうおっかしくて全員肩が震えている。

しかし、ここでアクシデント発生。
女のすすり泣きがいつまで経っても聴こえてこない。

本当はすすり泣きを切っ掛けで、俺が取り憑かれたように紙に字を書いていく予定だった。
あんまり輪ゴムラップ音ばかりだと興も冷めると思い、すすり泣きを待たずに紙にサインペンを走らせた。

ちなみに書く内容も打ち合わせしてあり、除霊段階で全員が目を開けた時に、何か意味のある言葉だと悟られるかもしれないってことで、意味の無い螺旋とか、文字っぽく見える何かを適当に殴り書いていた。

そして、さらにアクシデント発生。
書いた紙を投げ捨てるように飛ばしていたんだが、それが風の抵抗で妙な具合に飛んで、蝋燭を直撃。
倒れた蝋燭を慌てて誰かが叩き消した。

急に真っ暗。他に明かりもないし、もう何を書いているかも見えない状態。
それでも適当に書き殴る俺。
サインペンのキュ、キュッ、って音が妙に響いて感じた。

「おい、電気つけろ!」って誰かが叫んだ。
ドタドタ音がして、部屋の蛍光灯が光る。
それを切っ掛けにして、糸が切れたように俺、机に突っ伏す。

友人Cが近寄ってきて、何故か俺の脈を取る。
そして
「こいつ……取り憑かれやがった!」
正直、笑いをこらえるのはこの時一番やばかった。


その後は計画通り、怖がり君が除霊するように皆でせっつく。
「お前ならいける」、「お前しかいない!」、「あいつを救えるのはお前だけなんだ」
なぜか口々に怖がり君に除霊を強要する。

人間、パニックになっているところに周囲から強く言われると判断力無くなるんだろうね。
怖がり君は俺の肩を叩きながら
「うぇぇぇぇいっ!!」「うぇぇぇぇぇい!」
と気合を入れ始めた。

その空気に耐え切れず全員が爆笑。
種明かしをして、笑いながら感想を言い合った。
そこまでは良かったんだ。

書き殴って跳ね飛ばした紙を集めてた時、全員が凍りついた。
紙にでっかく「いたい」って書かれてた。
いくら意味の無い殴り書きをしたところで、ちょうどそう読めるようになったってことはあってもいい。
ただ、何十枚とある紙の中で、その一枚だけ、文字が真っ赤だった。

あと、すすり泣く声を入れていた携帯、友人Aのものなんだけど、友人Bがかけた着信の通知が入っていなかった。
けれど、着信履歴にはしっかり友人Bの着信記録が残っていた。
誰か「出た」らしい。

子供を安心させる達人

この話は父から聞いた話です。
父が子供のころは、学校から帰ると直ぐ様川にサワガニ捕りにに出掛けていたそうです。

その日も一人で川に向かいサワガニ捕りに出かけました。季節は夏でむしむししていました。
最初は竿に糸を付けておかずのイカをくくりつけて捕まえていたのですが、暑くて我慢できなくなり、川に入りまながら捕まえていました。

空も赤く染まり、そろそろ帰るかと服を着てると、おじさんが通りかかり、話掛けてきたそうです。
おじさんは
「坊主…川にはいっちまったのか…」
と言いました。
父はうなづくと、おじさんは話しだしました。
「あのな、坊主…この川でな、よく子供が殺されたんだとよ…。」
父は驚きました。そんな話聞いた事がないとおじさんにいうと
「そりゃそうさ、おじさんが当人で、ずっと隠しとおしてきたからな…」

父は逃げようとしなかったそうです。
私は父にその理由を聞くと、父はそのおじさんから殺気が感じられなく、穏やかな空気しかしなかったらしいです。
そのおじさんに父はこう聞いたそうです。
「おじさんはもう人を殺すことをやめたの?」
するとおじさんは
「なぜだい…」
父は
「だって、今のおじさんは恐くないよ?」
そのおじさんは自慢気にこう言いました。
「あー…子供を安心させる達人だからな、はは…」

父はとっさに逃げたそうです。
親(祖父母)にそのことを話して警察に報告しました。
今でもそのおじさんは捕まってないそうです。
父は言いました、逃げきれて本当に良かったと。
もし殺されていたら私は今いなかっだろう。

壁ドン

大学生のとき住んでたアパートで真夜中に隣がドンチャン騒ぎでやたらうるさくてキレた。
壁が振動するほどドンドンやってる。
うるせえこらあって壁蹴ったら、ドカンドカンて3回ほど特大のを返してきた。

「うわあむっちゃキレてる…」って一瞬ひるんだんだけど、続いてドアをコンコンコンコン高速連打でドアノブがちゃがちゃ。

もうキレた。
その隣人は大人しそうな学生だったんだが、悪酔いしてんのか一緒に飲んでる連れがタチ悪いのか。
理由は知らんが、がちゃがちゃ回されてるドアノブ掴んで止めると、チェーン開けて鬼の形相でドア開ける。

誰もいない。

??あれ?

部屋に逃げ込んだのかと思って隣見たけど、灯りすら消えててシーンと静まり返ってる。

間違いなく壁を勢いよく蹴り返してきたのに…

怒りはすっかり萎え、うわなんだこれなんだこれって頭パニック。
一応、呼び鈴鳴らすも不在のようで誰も出ない。
部屋に返って布団潜って震えてた。
したら、今度は壁からコツコツコツコツってモールス信号のようなノックが明け方まで響いてきた。
怖すぎて完全無視したまま朝を迎えた。

朝になっても隣を確認するのは怖くて、そのまま大学に行った。
学校で友達にその話をしたら頭おかしい隣人に担がれたんだろって結論になった。
仲間うちで「そいつん家に特攻しようぜ」的な流れになった。
学校終わって数人集まり、隣の部屋に凸。
チャイム鳴らしたら今度はあっさり出た。

俺の知ってるあの気弱そうなメガネの男の子
「はい…?」
明らかにこっちに戸惑ってる。
友達が喧嘩越しに昨日のことを話しだすと真っ青な顔して
「昨日ってか3日ぐらい実家に帰ってました…。この部屋色々起きるから…」

その「色々」については全く教えてくれなかったんだが、しばらく部屋空けてて、先ほど帰ってきたらしい。
顔面蒼白。心から驚きビビってる様子。

友達も俺も嘘だとは思えなかった。
数日後にメガネ君はやっぱり住めないと言って早々に引っ越した。

メガネ君が引っ越し、完全に空き家となった隣。

夜中にコツコツコツコツとまたモールス信号のようなノック。
今度は静かに静かに部屋を出た。隣は見ないように足早に階段を降りて半泣きで友達の家へ逃げた。

もちろん、すぐに引っ越しました。
あれなんだったんだろ。

前の仕事を半年で辞めた理由

まずはどこから話すかな、大学出て新卒として入社したんだ。

隣県だったけど給料も結構高い、アパートで一人暮らしになるけど会社指定のアパートなら部屋代の一部は会社が負担してくれる、とかなりの高待遇だった。

もちろん応募者多かっただろうけど、奇跡的に潜り抜けて入社できた。
アパートはまあ新しくもなければ古くもない1Kだけど安く住めるからそこにした。
ただ駐車スペースが少なくて開いてなかったから、 免許とって車ほしーっていってた弟に車譲って自転車通勤にした。

引越しも終わり(結構入社日ギリギリだった)、無事に社会人生活がスタートしてから2週間くらいたった頃かな。
やっと落ち着いてきたから近くに何があるか、探索しようと、休日俺は自転車に跨った。

出てすぐのところにちょっと広い道路(片側1車線だけどね)があって、そこを左折した。
その道路をA道路としようか。
左折すると南に向かうことになるんだ。会社もそっち方向にあるんだ。
で、今日は会社がある十字路を越えて更に先に行った。
読書好きな俺にとっては書店を発見できたのは嬉しかった。

まあ、自転車の移動範囲からしてこれ以上は南下したくないな、と思って、近くの十字路で右折した。
狭い道で興味を引くものがなかったから、戻ろうと思ってもう一回右折した。

ここで、ちょっと記憶が曖昧っていうか、怪しいんだ。
気付いたら道路Aに出る十字路だった。問題は、東側から道路Aに出たってことだ。

ちょっと俺の動きを頭の中でいいからトレースしてみてくれ

南に進んでる状態から 右折、右折だ。
斜めって居ようが 西から道路Aに出なければおかしい。

なんかもう気持ち悪かったからその日は即帰宅。
次の休みにも同じルートを通ってみたけど、いつの間にか東に渡ってるなんてことはなかった。
当然なんだが。

次に嫌なことがあったのは2ヶ月目くらいか。
会社は4階まである小さなビルの3階にあった。
1階はエントランスと駐車スペースのみ、2階は別の会社が入ってて4階はその別の会社の倉庫だった。
そのビルの狭い道路を挟んで対面に2階建ての小さな建物があって、そこがうちの会社の倉庫だった。
元々は、また別のところがオフィスに使ってたらしくて、そこをそのまま倉庫として使ってた。

2階への階段は妙に急で、上にはまず使われないであろう、いつか廃棄されるのを待つだけのガラクタみたいなのが置いてあった。
何でこんなのを2階に、と思ったけど、どうもその2階には先輩たちもあまり行きたくなかったからなんだろうなと。

その倉庫、最初に案内されて一回入ったときにもう、
「うわ、ここ居たくない!出たい!」
って思ったんだよね。なぜかね。

そこに、ちょっとしたものを取りにいくことになった。
残業しててもう外は暗かったから正直嫌だったけどまあ、嫌ともいえないから行ったよ。
もうね、ホント嫌なんだよね。

元々オフィスだったから、給湯所とかトイレとかそのまま残ってんだよね。
で、真っ暗な中携帯のライトで視界を確保しながら電気をつけて、お目当てのものを見つけて、もうさっさと戻ろうと思って電気を消した。

ドアに向かおうとしたとき、バタン! と近くに立てかけてあった平たい段ボール箱が急に倒れた。

立てかけて安定していた箱が逆方向にひっくり返るなんてのは普通じゃないと思って、もうそれはそのままにして逃げ帰った。

後で聞いたら、先輩も誰も居ないはずの2階から、ぎし…ぎし… 
て感じで何かがゆっくり動く音を聞いたとか、隅の方からことっことっと音がしたりとか気持ち悪くて夜はあまり行かないようにしてたらしい。

それ以来、倉庫には日中、2人以上で行くことにした。
日中でもどうしようもなく気持ち悪かったけど。

で、入社から3ヶ月くらい経った頃かな。
先輩3人と俺の4人が残ってちょっと急ぎの仕事を進めてた。
といっても、同じ作業をしてたのは俺と先輩1人で、後の2人はそれぞれ別のことしてたけど。

一緒の作業してた先輩が「終わったー」って言って、俺もちょうど区切りがついて、他の先輩2人もきりがいいみたいだからじゃあ帰ろうか、って話になった。

で、まあ…会社のルールとして、
「列の最後の一人は、帰る前にその列のデスクをチェックする」
ってのがあった。

あれだ、PCの電源をちゃんと切ってあるか、みたいなのをチェックするんだよね。
ただ俺は性格上、全部の列をチェックしないと落ち着かなくて、一つ向こうの列のデスクをざっと見た。まあ、異常なし。

で、その向こうの列が一番奥の列なんだけど…
その列だけ、ちょっと高めのパーティションで仕切られてて、外から見えないんだよね。
ちょっと重要なデータとかを扱ってて、来客の時とかにも見られないようにするためらしい。

デスクの後ろには書類棚が並んでる。
そこを覗くと、一番向こうのデスクで先輩がまだごそごそやってたんだ。
椅子に座って作業してたみたいだけど、デカいタワー型PCが置いてあって顔は見えなかった。
じゃあこの列は先輩に任せよう、と思ってオフィスのドアに向かった。

先輩は3人、そこに居た。

その頃からかな。
体重が妙に減り始めて、元々結構細身だったんだけどズボンもベルトもどんどんゆるくなっていって、ま高い給料に調子に乗って外食したり、いろいろ買い込んで食べたり、むしろ太りそうな生活をしていたのにね。

後これは実家に帰ってから「あれ、そういえば」って思ったんだけど、アパートで、あの、どの家にもいるはずの黒いヤツをまったく見なかったなって。

更に言うと、仕事から帰ってきて部屋に入った時、すっごい違和感を感じるようになった。

週2、3回くらいかな、
「あれ…俺のへやこんな雰囲気だっけ?」
「物の配置とかはまったく、間違いなく俺の部屋なんだけど」
「あれー?」
って言うなんとも気持ち悪い感じ。

退社する2ヶ月くらい前から。
実家からやったら電話が来るようになった。
「ちょっと、家に戻ってきてくれない?」
「長男なんだし」
「なんかもう不安でさぁ」
なんてことを毎回毎回言ってくるんだこれが。ほんと急に言い出すようになった。

元々痩せてたのに更に激痩せてきてた俺も体調が不安になってきてて、上司になんとなく退社するかも、みたいに匂わせてみた。
「そうかぁ…そうだな…」
みたいな反応で引き止められる風もなかった。

結局、退社願いを出して、妙にすんなり通って、まあ規則で「退社1ヶ月前に提出」だったからそこから1ヶ月、ほんとに気持ち悪かった。

物陰とか、何かの隙間とかから、ふいに視線みたいなのを感じる気がして、
え? 何か居た? みたいな毎日。
先輩からは「何最近キョロキョロしてんの」みたいに突っ込まれた。

で…退社日を迎えて、送別会なんてやってもらって、荷物はほぼ全部実家に送ってあったから、呼び出していた弟の車に乗って即実家戻り。

で、まあ、会社の前を通り過ぎたんだけど、その時の弟の
「何か今のところ気持ち悪かったな」
って言葉が俺にとって一番気持ち悪かった。

俺が居た会社がそこだとは弟は知らないんだがね。

とりあえず以上。
もうあの一帯には近づきたくないでござる…

「あーあーあー」

コピペでもなんでもなく実体験。
バイト帰りに通る道に車庫があるんだが、実は昔(つっても最近)そこで首吊り自殺があったんだ。
しかも何日か気付かれずに放置されてたらしい。

んで、こないだそこを通った時に女の声で「あーあーあー」って聞こえたんだよ。
ちっさく、囁くような感じで。

もーめちゃくちゃキモくて、まぁでも、近くに自販機あったから、それの電気の音かなって思ったんだ。遠ざかってったら聞こえなくなったし。
んで家に近づいてきてあー良かったって思った瞬間「あー!!」ってまた聞こえたんだ。
俺もうあそこの道電話しながらじゃないと通れない。

ピシピシ

ゲームしていたらドアの隙間をバスケットボールくらいの大きさの顔が床から1mくらいの高さですいぃ~と横切った。

その後すぐ凄いデカイ家鳴りがした。

今も尋常じゃないくらいピシピシいってる。
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