煩悩芸術

サイゼリヤで、体育会系の男子大学生6人組が、壁に飾ってある『ヴィーナスの誕生』の絵を見て、ヴィーナスがBカップかCカップかで白熱した議論を交わしていて、最終的に、「こいつ、ケツでかいな!」という意見で全員が一致し、大団円となっていた。
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無意味な作業

またもや刺青をした働かないバカ男と結婚するといい始めた。
矢田亜希子にあきれたマネージャーは、矢田の脳をそっくり他人と交換したいと思い、さる高名な外科医とコンタクトを取った。

”格好のドナーがいるので一週間後に交換手術ができますよ。ラッキーですね”
”記憶は最初は消えてしまいますが、バックアップされた情報を毎日少しずつ戻していけば元に戻りますよ。

”安心しました、ぜひおねがいします。
これ以上バカな彼女に耐えることはできません”
”私も、まともな頭をした女に生まれ変わりたいです。”
こうして、矢田本人とマネージャーは手術契約書にサインした。

一週間後矢田の手術も無事終わって、熟睡している彼女の横でマネージャーは、ふと隣の手術室が気になった。
向こうにも同じように脳を矢田のものに取り替えた女が手術台の上に寝ていて、同時進行で手術をしていて今手術が終わったところらしい。

ああ、なんて不幸な女だ!これから一生、矢田の脳のアホさに苦しめられるとは!ざまあみやがれ!

マネージャーは心の中で快哉を叫んだ。

しかし次の瞬間、ドアの隙間から、その喜びを帳消しにするようなある光景が目に入ってきた。



そこには、ガッツポーズをしている広末涼子のマネージャーの姿があった。

おいおい自分でそれ言うのかよ

取引先の営業から紹介された新人のアシスタントは、今まで初対面では誰も読めなかった珍しい俺の名字を一発で読んだ。
「お、すごい。これいきなり読める人なかなか居ないんですよ」
「えと、高校の頃の知り合いに同じ名字の人が居まして」
俺はそれが彼女との初めての会話だとずっと思ってた。

実はそうじゃなかったって事は、彼女と付き合う様になってしばらくしてから教えてもらった。それは俺高3・彼女高1の頃。
「どしたの?パンク?」
「いえ、チェーン外れちゃったみたいで」
自転車で帰宅しようとして学校の駐輪場で困ってた彼女に、最初に声をかけたのが実は俺だった。恩着せがましい事を言うでもなく、手の油汚れを気にするでもなく応急処置を済ませて、
「一度自転車屋さんに見てもらってね、じゃ、気をつけて」
「あの、ありがとうございました」

そのお節介焼きな物好きが生徒会長だということを、彼女は数日後の全校集会で知った。
「それで、実は密かに憧れてたんですよ」
でも、なんの接点も無い高校生の2年差はそれなりに大きく、結局何もできないまま、密かな憧れのまま、生徒会長は卒業。

でも、印象に残った珍しくてめんどくさい名字は忘れられず、だから、就職して初めて名刺交換した相手があの時の生徒会長だと、実は疑いもせず確信していたらしい。

「忘れられませんよ、かっこ良かったから。あの頃は」
でも、まさかその珍しくてめんどくさい名字を自分で名乗ることになるとはさすがに考えてなかった、と彼女は笑った。

視野狭窄

職場の課長が急に入院。しばらくしたら片目に眼帯して出てきた。
原因不明の視野狭窄で失明の一歩手前まで行ったらしい。基本的にくそまじめで昔の鬼軍曹みたいな人なので、働き過ぎで目を使いすぎとかそんな原因なんだろうけど、重苦しい空気の中でそういう話を聞いていたら隣の野郎がボソッと「・・・課長 視野狭窄」と言ったので思わず吹き出してしまった。むせた振りして誤魔化したけど、話が終わるまで堪えるの大変だった。

4カ国の夏休み

アメリカ人とイギリス人とフランス人とドイツ人が、『青春18きっぷ』旅行して帰ってきた。
旅行中の不満いろいろ聞いた。

仏「三人は日本語が面倒になるとすぐ英語に切り替える!!スラングばっか、早口だしわかんね。あとドイツはモテすぎ。「ドイツ人です」言った瞬間に日本人みんな反応変わる。宿の浴衣着るのにHowTo本持ってくる男なんか堅苦しすぎだろ。サラッと着るのが粋なんだよ」

独「アメリカとイギリスは荷物の整理整頓がきちんとしてない、お土産の八つ橋の箱リュックの中で潰れた。お風呂の入り方はマナーをちゃんと勉強させたのにアメリカは海パンで入ろうとしてたバカス」

英「なぜアメリカのリュックからあれほどコーラの缶が出てくるのか理解できない。豆腐とコーラは合わないはずだ。フランスは英語しゃべれ。ドイツ人モテすぎ。イギリスのほうが格式と伝統あって日本人好みと思ってたのに」

米「フランスは皮肉大杉。減らず口言ってないと禁断症状出るのかよ。日本語歴違うんだから手加減して。イギリス人は紅茶マズイって言いまくってた。コーヒー飲めばいいのに。だいたい三人とも口うるさい」

なんでこの子たち一緒に旅しようと思ったんだ

踊り狂う血まみれの女

すっげー昔のガチ話な。
俺の実家はA県H市なんだけど殺人事件があったんだ。
生まれる前だったんで人から聞いた話。
場所は映画館の近くにあるアパートの2階、犯人は小学生、金欲しさの犯行。
家主が外出した後忍びこみ、丁度帰宅したところで見つかったため台所の包丁(だったと思う)で刺殺。
かなり酷い殺され方でかなり話題になったらしい。

それから数年後。
事件の記憶も薄れそこのアパートをDQN高校生が借りていたんだ。
田舎の港町で気性の荒い連中が多い地域のDQN達だから喧嘩、窃盗、シンナーは当たり前のような連中。
ある晩も集まって騒いでいた。
しかし、いつも以上に急に騒ぎ始めたので隣の住人が「シンナーでも吸ってんのか?」と思い、怒鳴りこんだらしい。
そして、隣の住人がドアを開け一歩踏み込んだ瞬間。

目にしたのは、部屋の中で踊り狂う血まみれの女と窓から飛び出していくDQNの姿。
DQNは大声あげて逃げて行き、隣の住人は腰が抜けて動けなかったそうだが気がついたそうだ。
その血まみれで踊り狂っているのはその部屋で数年前に殺された女性・・・
その後、逃げ出したDQNの一人が警察に連絡し大騒ぎになり新聞にも載ったそうだ。

っで、これは以前バイトしたときに聞いたんだが、俺に聞かせてくれた先輩がその時のDQNの一人で詳細に話してくれた。
その晩、よく集まる仲間で麻雀をうっていたそうだ、絶対にシンナーは吸っていないし幻でもないと断言していた。
ちょっと盛り上がってきた深夜に、ふと一人が急に「うあっ」と大声を上げまわりの連中は「うるせーwww」「なんだよwww急にwww」と囃し立てたが、大声を上げた男は真っ青な顔をしながら窓を指差し「幽霊だっ!!」と叫びながら壁際に這いずりながら下がっていった。

それを見た他の連中も、半分はノリと半分はつられて何気に窓をみると、空中で女が踊っているのを目にしたそうだ。
「なんだあれ」「うあああああ」などと叫び大騒ぎになった瞬間女が飛んで窓にへばりついてきたそうだ。
こうなるともうパニック以外形容しようがない状態で大騒ぎしていると、隣の住人が怒鳴りこんできた。
その瞬間、窓にへばりついていたはずの女は消え、玄関から入ってきて部屋の中で踊り狂い先輩とDQNたちは窓から飛び降りて逃げたが、どこを道走ったのかその後の記憶はないらしい。
気付いたら明け方近くで警察に事情聴取うけていたそうだ。

何故この話を聞くことができたかというと、3~4年前に起きた一家殺して自殺という事件の犯人が、昔、事件をおこした小学生で報道を聞いて急に思い出したらしい。
俺に話してくれてる時も、普段は血色の良い顔が青白くなって語ってたのが印象的だった。
探せば新聞記事とか出てくるかもしれん。

真夜中の花嫁

もうずいぶんと前のこと。

なくなった爺さんの13回忌で田舎(信州の松本)に帰った。
実家はすでになくなっていたので、法事の前夜母と俺は松本のすぐ近場にある温泉街のホテルに泊まることにした。

温泉は24時間いつでも入れる。俺は広い風呂が久しぶりで楽しく、真夜中に一人湯船で泳いだりして遊んでいた。
気がつくと午前1時を回っていた。これはいくらなんでも遅すぎる、明日の法事に差し支えるというので部屋に戻って眠ることにした。
風呂場は半地下にあり、俺の部屋は3階だった。もうホテル内の照明は落とされており、足元を照らす薄暗い常夜灯があるばかり。人気の完全に途絶えたエレベーターホールからエレベータに乗り、3階で降りた。
そこを左に曲がると、まっすぐな廊下があって俺の部屋はその廊下の真ん中から少し手前くらい。長さにして20メートルほどだったか?廊下の突き当たりは、非常階段に通じる鉄の扉。
薄暗いその廊下に一歩足を踏み出したとたん、俺はその場に凍りついた。

廊下の向こうの端に、文金高島田というのかとにかく和装の、花嫁さんが立っていたからだ。

そしてその花嫁さんは、ゆっくりとこちらに向かって歩いてくる。
俺もその場に立ち止まっているのもおかしいと思い、自分の部屋に向かって歩き出した。花嫁さんはこちらに進み、俺はそちらに向かって歩いてゆく。
すれ違った瞬間、花嫁さんは小さく会釈をした。白粉の匂いと衣擦れの音がした。
俺は自分の部屋にたどり着き、花嫁さんのほうを振り返った。
ちょうどエレベーターホールのほうに曲がっていったところだった。

結構大きなホテルだったし、翌日は日曜日だから結婚式のリハーサルでもあったのかなあ、と漠然と感じた。とにかく恐怖感はなかった。

翌日の法事も無事に済み、東京に戻った俺は友人(女)に
「こんなことがあった」
と真夜中の花嫁さんの話をした。

友人はこの話に異常に食いつき、そのときの状況を絵に描いて説明しろという。

20メートルの廊下。
俺の部屋はその真ん中から少し手前。
花嫁さんが最初に立っていたところは、非常階段に通じる鉄扉の前。

「あんた、その人とすれ違った、っていったわよね」
「うん」
「おかしくない?廊下のむこうとこっちから歩き始めたなら、どこですれちがうっていうの?だって、あんたの部屋、廊下の真ん中より手前にあったのよね」
「・・・うん」
「あんた、よほどゆっくり歩いていたの?」
「いや・・・そんなことはないけど・・・」
「あのね。花嫁衣裳ってとてもきつくて重くて、ゆっくりしか歩けないのよ。
まして頭まで作ってあったんなら、重たくて一人でバランスをとって歩くことも難しいんだから。
なんでそんな格好をした人がそんなに早く歩けるの?」

俺が最初想像していた結婚式のリハーサルのようなものではないかというのも、友人にばっさり否定された。
夜中に白粉なんか塗っていたら翌日本番があるとして肌がぼろぼろになるという。
結局良くわからない。
このホテル、今でもやってる。

花嫁さんとすれ違ったときは特になんとも思わなかったのだが、後日の友人の検証により背筋がぞっとしてしばらく眠れなくなってしまった。

まず、花嫁さんの移動速度が検証すればするほど異常なことに気づいた。
俺は部屋の前で花嫁さんが廊下を曲がって行くのを確かに見た。
俺が花嫁さんとすれ違ったこと自体異常なのだが、確か俺はその直後に部屋についたはず。
しかしふっと見た花嫁さんはすでに廊下の影。
時間の進み方がおかしくなっていたのではないか。

だが一番恐ろしいのが、あの花嫁さんはどこから来たのか、ということだ。
最初に書いたとおり、廊下の突き当たりは非常階段の鉄扉。
まさかそのむこうからやってきたのだろうか。

報い

当時毎日欠かさず書いてた日記の中に、今でも忘れられない、怖い体験が詳しく書き込まれているのを最近見つけたから、投下しようと思う。
小説風に気取って書いてた日記をそのまま投下するのはあれだから、少し手直しして。
といっても、小説風なのには変わんないんだけど。

高校2年生の夏、高校生活も中盤に入って、かなり中弛みして調子に乗っていた時期の話。
高校は違えど、幼稚園の頃から付き合いが続いてる幼なじみ3人(それぞれ名前をA、B、Cとしておく)と俺で、海に行くことになった。
Cの父親の社宅(といっても10階建てのマンション)の一室を借りることができたのだ。
前々からみんなで海に行きたいと話していたので
「宿代がタダで海を堪能できるなら行くしかないっしょ!」
的な軽いノリで、海に行くことは決まった。テンションが上がりまくりだった。
行くことが決まったその日のうちに、話題は『何泊するか』に。
しばらく話し合った後、結局、三泊四日することに決まった。

文才が無く話が中々進まなくて申し訳ないけど、ここで少し、A、B、Cの話をしておく。
Aは家も隣同士の一番の仲良し。
友達想いで優しい奴。不正とか悪口とか、そういうのが大嫌いな今時珍しい、絵に描いたような
正義漢。ちょっとうざい。顔も良く、総合的なスペックは高い。勿論嫉妬。むかつく。
Bは眼鏡掛けて長身な電車オタク。そりゃもう、かなりのオタク。
電車のことはこいつに聞けば間違いない。そして何かと真面目な奴で、今回のプチ旅行の計画もほとんどこいつに任せっきりだった。
Cは垂れ目で、性格もおっとりしている。心が無駄に広く、まったく怒らない。
怒ったところを見たことがない。身長が4人の中で一番小さい。
因みに俺はネット大好きな人間。なんか全てにおいて平凡。あ、陸上部部長。

昔から、何かと一緒だった。四人でつるんで色んなことして遊んだ。
あ、別にアッーーー!!♂的なあれはない。当時俺とAには彼女がいたし。

話戻します。

なんだかんだで旅行スタート。旅行一日目。現地には正午をちょっと回った辺りに到着した。
千葉県(言っていいのか?)の、山に面した有名な砂浜。
…から3kmほど離れたところに、C父の会社の社宅はあるらしかった。
有名な砂浜までは電車を何本も乗り継いで行き、その砂浜からは、歩き。
大量に荷物を持ってきていた俺達には地獄としか言いようがなかった。
炎天下の中、干からびかけながら、延々と続く道を歩いた。左手は海のはずなんだけれど、その道沿いには鬱蒼とした林があって、海を眺めることすら出来ない。
つか、歩き始めて1kmくらいで気付いた。
周りに本当に何もねえ…コンビニすら見当たらない、ガチの田舎じゃねーか。

俺「夕飯とかどうすんの…?」
A、B「現地調達」
俺、C「マジで?」
B「いや、調味料とかは持ってきたけど。釣り具とかモリ持ってきてるし、色んなもん捕まえてきて、食おうぜ」
俺「その計画、穴だらけじゃない?大丈夫?お前に任せて大丈夫?」

そんな感じの他愛もない(けど死活問題な)会話をしてるうちに、社宅に到着。
なんというか、いかにも昔に建てましたみたいな、古臭いマンションだった。
玄関のところに蟹。エレベーターの中にも蟹。やべえ、田舎凄ぇ!とかみんなで話してた。
俺達(の為にC父)が借りた部屋は八階の角部屋。
せまいエレベーターで八階まで行き、部屋の中に入ると、古臭いながらもめちゃくちゃ広い部屋だった。
ベランダからは、マンション裏に広がる海が一望できた。
詳しく書くと、ベランダから見えるマンションの裏は広い磯で、その向こうが海。
磯ではシュノーケリングや磯遊びが存分に出来そうだった。
俺達は全員砂浜で遊ぶより磯で遊ぶ方が好きだったので、凄くテンションが上がった。

テンションの上がった俺達はすぐに海パンに着替え、意気揚々とマンション裏の磯辺に向かう。
マンションの玄関を出て裏へ回ると、舗装もされていないとても細い道(獣道と言っても過言ではない道)が、林を経由して、磯へと伸びている。
ここを通らなきゃ磯には行けないらしい。俺達はその道を雑談しながら進んでいった。

途中。

俺「なに、これ?」
道の脇に、お地蔵さんが置いてあった。脇、と言っても、道の三分のニは占領している。
そして妙なことに、地蔵の首?周りにはボロボロの御札が何枚も貼り付けられていた。
ボロボロなんだけど、余りに貼り付けられ過ぎていて、首周りの地肌(と言っていいのか?)がまったく見えない。
そしてお地蔵さんの手前には、様々な『貝殻』が、うず高く積まれていた。
異常に量が多い。土台から溢れて道に散乱してるレベルだ。
A「なんだこれ…気味悪いな」

Aの言う通りだった。
林の中というシチュエーションも重なってか、結構不気味な雰囲気を醸し出している。
みんなで地蔵を観察したけど、海で遊ぶ方が地蔵を見つめるよりよっぽど重要だったから、すぐに道を進みだした。
地面に散乱した貝殻が、踏まれてパキパキと鳴った。
…そこから歩いてすぐに磯には出れたのだが、道の終わりに、なんか、真っ赤で巨大な鳥居があった。
そこをくぐって磯に出る、みたいな。

その時は、気味悪いというよりかはなんでこんなところに鳥居?地蔵ならまだ分かるけど、鳥居っておかしくね?
みたいな気持ちが強かった。
まぁ、そんな気持ちも頭からぶっ飛ぶくらい、その日は遊びまくった。
周りに俺達以外誰もいないし、ちょっとしたプライベートビーチ…ん?磯?…みたいで、超楽しかった。一日目終了。
二日目は砂浜行ったりでまた楽しみ。

それは三日目の夜に起こった。

三日目の夕飯はAが台所で見つけたバーベキューセットでのバーベキュー。
(具材は地元民に教えてもらったスーパーで買った肉と磯で捕った魚、蛸、サザエなど)
問題は、その夕食の、後。

磯に持って行ったバーベキューセットとかを片付けて、マンションに戻る途中。お地蔵さんのところで…Bが。
右手に持っていたバーベキューセットを纏めたバッグを、お地蔵さんの頭にぶつけてしまった。
勿論悪気はない。なにしろ、道が狭い。
予期せず当たってしまった。…と、その瞬間。

ぽろり

と、お地蔵さんの頭が地面に落ちた。
うわ、へし折っちゃったの?と、みんな口々に呟き、Bがやっべー、罰当たる、みたいに言いながら苦笑してたのをよく覚えている。
やべえよこれどうすんだよ、と俺は慌てて頭を拾い、元の場所に戻そうとした。
その時、違和感に気づいた。
俺「ん?これ、元々頭とれてたんじゃねーの?それをお札でぐるぐる巻きにしてたっぽいぞ?」
地蔵は神聖なもの(?)だから、普通のガムテとか接着剤じゃなくて、お札でとめていたんだろうか?
とりあえず、さっきのぶつかった衝撃くらいでぽろりといくもんじゃないだろう。
そういう結論をみんなで出して、なんだ、最初っからとれてたなら焦って損した、と笑いあった。

Bが頭を手にとって首の位置に戻し(というか乗っけて)、手をぱんぱんと二回叩いて、「すみませんでしたぁ」と言った。
C「お地蔵様に手って叩いていいの?」
俺もそれは思った。
B「大丈夫じゃね?行こうぜ」
Bはそのことに関して大して気にせずにまた林の中の道を歩き出した。
部屋へ戻ると、みんなここまでの疲れが出たのか、布団も引かず畳に突っ伏して寝てしまった。
それを見ていた俺も急に眠くなって、壁に寄りかかって、寝た。

不意に目が覚めた。

今何時だろうと思って壁に掛けられた時計を見てみると、時計が八時半あたりで止まっていた。
バーベキューから戻ってきたくらいがそんくらいの時間だった気がする。
とりあえず携帯を見ようと携帯に手を伸ばしかけて、風呂や歯磨きをしていないことに気づいた。
周りのみんなは爆睡している。
みんなは寝てるしなんとなく暗闇が怖かったから、部屋の電気をつけようと思って電気のスイッチを押した。
…明るくならなかった。

はあ?停電?と思ってしばらくパチパチ押すのを繰り返していたけど、無駄だとわかって、じゃあ風呂は諦めようと思った。
暗闇の中のシャワーとか怖すぎる。
せめて歯だけでも磨こうと思って、俺は洗面台に向かった。
ところが、そこで異変に気づいた。洗面台の排水溝に、物凄い量の髪の毛が詰まっていたんだ。
こんなに髪が長い奴は俺達の中にいない。気持ち悪いと素直に思った。生理的に無理。恐怖を感じた。
なんだよこれどういうことだよ…必死にその場で考えようとしたけど、恐怖の方が勝って、
とりあえず、みんなが部屋に居る部屋に戻ろうとした。その瞬間

ばあんっっっ!!

と玄関に何かがぶつかったような音が響いた。心臓が口から吐き出されるかと思ったほど俺はびびった。
そしてまた、

ばあんっ!!
これで二回目。
ばあんっっ!!
三回目。
ばだあああんっ!!
一際大きい四回目。
そして静寂。
もう俺は何がなんだかわかんなくなっていた。気持ち悪い。吐き気すらする。
恐怖で叫び声を上げることすらできなくなっていた俺は、泣きそうになりながらじりじりと後退りし、みんながいるところまで戻ろうとした。
なぜ、後退りか?玄関から目が離せなかったんだ、怖くて。

すると、その緊張感をほぐすかのように。
かかか、かん…というような音を立てて、みんながいる部屋の電気が…ついた。
A「なんだよ今の音…」
B「うるっせえな…」
C「なに…?」
それと同時に、みんなが起きる声がした。
良かった、これでかなりほっとした…そう思って玄関から目を外し、俺は振り返る。
俺「今」
意味分かんねえことが起きたんだよ、と言おうとして俺は言葉を失い、顔面の筋肉が凄い勢いで引き攣った。
この瞬間を俺はこの先一生忘れることはないんだろう。
みんなが座っている部屋の中央に。

俺に背を向けるようにして、女が、立っていた。

伸びまくって床についているひじきみたいな髪の毛。
和服のような、とにかく汚いズタボロな服。腰に鈴がいくつもついていたと、高2の俺は記述している。

そこで俺は気付く。俺に対して背を向けてるんじゃなくて、Bを見ているんだと。
B「なんだよ、そんなとこに突っ立って口あけて、何してんだよ、お前」
俺に向かって怪訝そうに言うB。その鼻から、鼻血が流れ出していた。
B「え?鼻血?…ってか目が痛ぇ。目。目が。」
その目は、人間ってこんなになれるんだと思うほど充血してて。
B「目が!!」
Bは急に騒ぎだした。首から上がいつの間にか真っ赤になっていて、うっ血してるようだった。
鼻血からの展開が急すぎて、なんか俺もついていけない。ってか、その前に恐くて一歩も動けない。

Bから目を離してAを見ると、Aは、鼻血を流しながら女を動揺した顔で見上げていた。
Cは、Bどうしたんだよ、大丈夫!?と至って普通な反応。
どうやら、Aと俺にしか女が見えてないらしかった。
こいつは人間じゃないっていうその事実を飲み込むのに、数瞬かかった。
というか、さっきから、女がブツブツと何かをつぶやいている。

「  ソワカ  シキソ ンミッタ ソワカ カシコミカシコミマモウス   」

聞き取れれたのはこんくらいだけど、ぶつぶつ呟いてた。
そわかとかしこみかしこみまもうすだけは、はっきり聞き取れた。
そのうち自分も鼻血を流していることに気付いた。拭ったところで、動かなきゃという思いに駆られる。
だけど、足がすくんで助けに行くことが出来ない。そこで、
俺「A!!」
と、叫んだ。叫んだといっても、自分でも驚くほどぱっさぱさに渇いて掠れた声で、だ。
Aは俺に呼ばれてはっとしたようで、「C、来い!」とCに声をかけると、かなり素早い動きでBをお姫様抱っこして、女の横を素早く通り抜けこっちに向かって走ってきた。

Cも困惑した顔でこっちに走ってくる。
Aは俺をこして玄関前まで止まらずに走り、
A「C、開けてくれ!」
とCに頼み、Cに玄関を開けてもらって、Bを抱えたまま弾かれるように外へ出て行った。
CはAの後についていこうとして、玄関で俺を振り返り、「早く!」と俺を手招きした。
俺はというと、まだ動けなかった。なんか、立ったまま腰が抜けた気分だった。
視線をCから、女に移す。
…女は、ぶつぶつ言いながら、こっちを振り返ろうとしていた。
その緩慢な動きのなかで、横を向いた女の「首」に…えぐられたような傷跡があるのに気付いた。
ぐろい。気持ち悪い。
吐きそうな気分になり――俺は、女がこっち向きになるにつれて、目が痛くなっていることに初めて気付いた。

あ、やばい。
そう確信した瞬間、Cに方を強く引っ張られた。
C「行くぞ!!」
いままで聞いたこともないCの怒鳴り声ではっとし、足が動いた。

そっからはもう、Cの手を握って引っ張りながら、無我夢中に逃げた。
エレベータまで行くとAがエレベータの扉を開けて待っていてくれて、一階まではエレベータで降りた。そっからは俺がBを背負い、真夜中のランニングが始まった。
とにかく、マンションから遠ざかりたかった。

マンションを飛び出た俺達は一心不乱に砂浜近くの交番を目指した。
なんとか交番に辿り着くと病院に連れていかれそうになったけれど、お巡りさんに懇願して、近くの山中にある大きなお寺に連れていってもらった。
お寺にいた若いお坊さんに今までの経緯を話すと、祖父に同じような話を聞いたことがあるという。
お坊さんは俺達を本堂に通し、そこに古い文献を大量に持ってきて、俺達に話を始めた。
その話は長いので、箇条書きにする。

・君達が頭を落としてしまった地蔵は俗称で貝殻地蔵と呼ばれるものである
・いつ出来たか不明
・全国各地にあると伝えられる
・貝はお供え物
・貝は定期的に集めて埋めなければいけないが、私の父の代でそれが途絶えていた
・その地蔵周辺は良くないものが溜まるスポット
・良くないものを封印しているのがその地蔵
・過去に雷で地蔵の頭が落ちた時、災害が起こり、それをとめる為に大規模な封印が行われた。首周りの御札はその時のもの。
・君達が見た女は地蔵が壊れたことによって現れた。恐らく放たれた良くないものの一つで、力が強かったため、君達にも姿が見えたのではないだろうか。
・その地蔵の封印には多くの僧侶や神主などが関わってきた。そして封印後に死ぬ人もいた。女が呟いていたのは多分お経や詔。となるとそれらが効かない可能性があり、再封印は難しいかもしれない。
・君達がお供え物の貝殻を踏んだのと頭を落としてしまったのが非常にまずかった。けれど、放置していた私達僧侶が一番悪い。すみませんでした。


こんな話を長々とされた。
お坊さんはあの地蔵周辺がまずいだけで、今のところ、俺達に何かがとり憑いたりはしていないと思っているらしい。ほんとかよ。
勿論半信半疑で聞いていたけれど、気付くとBは普通の寝顔に、俺達は気分が悪いのが和らいでいたので、あぁ、大丈夫なんだと安心した。
日が昇ると、「私が車で君達の荷物をとってくる。あそこに戻るのは怖いだろう?」とお坊さんが言うので、マンションの場所を教えて、荷物をとってきてもらうことにした。
お坊さんが荷物をとりに行っている間にBは目を覚ました。困惑しているBにAが状況説明。Bはつかれたような顔をして、その話を聞いていた。

Aが話をしている途中にお坊さんが戻ってきた。出掛けた時より顔が憔悴してやつれている。
「これはまずいことになったなぁ」
お坊さん苦笑。
「ごめんなさい」
俺達は全員で深々と頭を下げた。
「いやいや、責めようとしたんじゃなくて」
お坊さんは申し訳なさそうにした。そしてじゃあ、これ、と言って俺達に荷物を渡してくれた。
「部屋に散らばっていたものは適当に詰めといたよ。何か無いものがないか確認してくれ」
「ありがとうございます」
俺達は中身を開けて…
そこでBが「なんだよこれ」と呟いた。
Bのバッグの中身には。大量の女の髪の毛が絡み付き…そして中身の一番上に、地蔵の頭が入っていた。
「~~~~」
お坊さんはそれを見た瞬間からお経を唱え始めた。
一区切りつくと、
「君達はもう帰りなさい。後は私達に任せてもらって大丈夫だから」と言って、地蔵の頭を抱えて険しい顔付きでお経を唱えながら、お寺の本堂から出ていってしまった。
取り残された俺達は唖然としていた。
「…帰ろう」
とAがぽつりと言い、Bの荷物の中身の髪の毛を取り除き、俺達は帰路についた。
帰りの電車では誰も喋らなかったし、帰ってからもこの話題はしなかった。旅行中に撮った写真も怖くて現像出来なかった。

以上で終わりです。
あんなに強烈な体験をしたのはあの時が初めてでした。
失禁しててもおかしくなかった。
この後心霊写真事件とかあったんだけど、区切りが良いのでここで終わります。
文才が無くだらだらと書いてしまいすみませんでした。
貝殻地蔵を見つけた際には、是非、気をつけてください。
あ、Bが実はとり憑かれていんだけれど、それはまた別の話。

お遍路さん

俺が、ある親しい人から聞いた話。
今から十数年前、彼女が仕事の帰りだったか、深夜に大阪方面へ車を走らせていた。
そうしていたら、とある道端に20~30人のお遍路さんの軍団がいたそうだ。
遍路巡りのバス待ちかと思い、そのまま彼女は横を通り過ぎたのだが、ふとバックミラーを見たら、さっきいた人たちがいない。
彼女は「え?」と思ったのだが、そのまま車を進めたそうだ。
そしてある日、彼女の妹も、同じような集団を同じ現場で見たことがあると話したそうだ。
曰く旦那とドライブ中に遭遇し、妹は見えて、旦那には見えてなかったらしい。

見た場所やその集団が一致したことに、彼女は何を思ったのか、あくる日あの現場へ再び向かった。
車を止めて、あの集団が立っていた場所をよく見てみると、そこは断崖絶壁の海岸だった。更に道を挟んだ反対側は山。
そして道が大変狭く、一人ならともかく、あんなに大勢立てれる訳がないそうだ。
更には、海側にはガードレールというか柵が並んでいたが、一部だけ欠けていたらしい。
怖くなった彼女は、直ちに車に乗り込み、走らせると、近くのドライブインに寄った。
そこの店員とさり気なく、あの目撃談を話してみると、どうやらあの現場は目撃談多発地帯だったようで、
数年前、バスの転落事故で大勢の死者が出たらしく、その後お坊さんが供養したそうだ。

しばらくしたある日、彼女は、信仰している宗教(密教系)のお坊さんと話す機会があり、あのお遍路さんの集団の事を話したところ、そういうのを見る人はたくさんいるらしい。
そしてあの集団は、怖いものではなく、むしろ道中安全を祈る存在だそうだ。

なお、彼女はその集団の顔が見えたそうだが、笑顔は笑顔でも、本当に生きている人の笑みで、
確かにお坊さんの言うとおり、安全を祈ってるようだったらしい…。

目撃情報

数週間前、大阪で環状線乗ってた時体験した話。
ちょうどお昼くらいだったかな。
わりと混んでたし同じ場所居合わせた人いるかも。

電車が福島か野田(どっちか忘れた)で止まったままなかなか発車しないんだよ。
まぁJRがトラブルで遅れるのは珍しくないし、自分も急いでる訳じゃなかったからそんなに気にしてなかった。

ふと外見ると、駅員が懐中電灯で電車とホームの間照らしながら、車両の入口ひとつひとつになんか聞いて回ってる。
同じように自分の車両にも駅員が来た。
自分は中の方に座ってたから、端の入口で駅員が言ったことは遠くて全然聞き取れなかったんだ。
でもそれを聞いた人たちが『えっ…』てかんじでざわつきだしてなんかヤバいんじゃね?って思った。

次に真ん中の入口。
これは近かったのでなんて言ってるか聞き取れた。

『先程電車とホームの間に子供が落ちたのを目撃された方が何人かいらっしゃるのですがご存知ありませんか?』

むちゃくちゃ鳥肌立ったわ。
その電車は結局10分くらい停車して普通に出発した。
ニュースにも出てなかったし本当に何もなかったみたいでよかったけどあれは何だったんだろう…

まさかの展開

1ヶ月前の夢の話だけど、おれ信号待ちしてて、向かい側の道にリンチに合ってるおっさんがいて。
これはやばいと思い、あわてて「おい、何やってるんだ!!」
て言ったら暴行してる奴ら一目散に逃げてって、急いで信号渡っておっさん大丈夫か確かめに行ったんだ。
じゃあおっさん仰向けに倒れてて、若干道路に血とかもついてて。
さすがにこれはやばいなと思い、とりあえず仰向けだったしひっくり返したら、そのおっさん顔がぼこぼこになりながらもTシャツに勝者て書いてて吹いた。
で笑いながら起きたんだけど、








起きた瞬間目の前に包丁持ってる女に刺されて今も入院中、こんな体験初めてしたわ。

オートロック完備のマンション12階に住んでるんだが、たまに酔ってる時ドアの鍵を閉め忘れるんだ。
その日はどうだったか知らんが。
で起きたら包丁持ってる女(勿論面識のない女)が笑ってて刺された。
気付いたら病院のベッドだった。
ちなみにその出来事の時、ドアが開きっぱなしで血痕だらけだったらしく隣の住人が119番してくれたらしい。
それより傷口が一生傷なのが腑に落ちん。

確かに命とりとめて良かったけど風呂もまだ入ってないし、まだ熱っぽくて体調は最悪だ。
女は捕まってないよ、ちょくちょく警察が病院くるけど進展した情報とかもらえないし全く捜索は進んでないみたい。
あとマンションの防犯カメラに写ってて映像見せてもらったんだが顔とかも下向いてて全く誰かわかんない感じだし捕まらないと思う。
でも堂々とした歩き方で挙動不審な感じとか全く無かったから慣れてるなと思って気持ち悪かった。

こんなところにまでグローバル化の波が

昨年の修羅場になります。
3月11日の津波で父を亡くしたのですが、引きとり時にいつも付けていた指輪がなくなっていた事に気づきました。
その指輪は銀婚式にデザインオーダーで銀細工職人に作ってもらった。
母とおそろいの名前の頭文字が刻印されたリングを遺失物として、地域の掲示板に父の写真と一緒に掲示していた所、5月ごろにネットオークションに出ている事を教えて頂きました。

PCなどが手元に無いので、情報を下さった方に落札などをして貰い、そのまま相手の情報を警察に連絡をしようとしたのですが、取引ナビでは連絡が取れるものの、取引時に提示してきた住所はもぬけの殻で電話をしても全く連絡を取ることは出来ませんでした。
また、指輪は中国からの国際郵便での発送になっていました。
父の指輪は取り返すことが出来たのですが、ご遺体の身に付けていた貴金属が盗難され、海外から転売という同じ様なケースが震災後に相次いでいたようで相手も中国に帰っているため、被害届けを出すだけ出して犯人逮捕と言う所までは行けませんでした。

しゃぁぷ!

戦前生まれの父。
一人暮らしの私にたまに電話をくれる。
久しぶりに留守番電話サービスセンターに接続したら3件メッセージがあった。
全部父から。
1件目
「えー…お父さんですよ(*´∀`)ドキドキ」
特に話すこともなかったのか名乗ったきりしばらく沈黙。
「ええと…これでよし。母さん、終わった。これどうするんだ?」
「シャープを押すのよ!」←遠くから小さく母の声
「しゃぁぷ?どれ?これ?(ピッ)これ?(ポッ)これ?(パッ)」
手当り次第にいろいろと乱打
「(ピポ)母さんっ!(パポ)しゃぁぷって!?数字で言って!わかん……」

2件目。やっぱり
「ゴッホン(咳払い)えーお父さんです(*´∀`)」
名乗っただけで他には何もなし。しばらく噛み締めるように沈黙。
「母さーん!しゃぁぷ だよなー?」
「そうよー」←遠くから小さく母の声
「え、と。たてたてよこよこ…これだ!しゃぁぷ、と!よし!」
メッセージは以上です。
たてたてよこよこ て #←これか。
同じく保存。

最後の3件目はまともにメッセージが入っていた。
「えー、お父さんです(*´∀`)しゃぁぷ!どうでした?入ってたかな?」
と言ってやっぱり暫し沈黙した後、今度は母に声をかけず自力で
「たてたてよこよこ…しゃぁあぷ!!」(←必殺技を繰り出すような感じで)
三部作が完結。これも保存しといた。
ピィイイィイーーー!!!
メ ッ セ ー ジ は 以 上 で す 。
思わず保存しといた。

自殺を思い立って

俺も何年か前 自殺を思い立って、北海道の某灯台まで行ったの。
あの自殺の名所の。
それでいざダイブ!て時に警備員らしき人に呼び止められたわけ。

なんでも、観光名所なのにあまりに自殺する率が多いらしくて自治体が用意したとか…そん時、その警備のおっちゃんが、「待ちなさい。お前か?毎日ここで自殺する奴は!」
とか 言ってきたんだよ。

毎日死ねるかバーローwww
生きようと思ったね!!

ビルの街にガオー

スーパーで幼稚園か、もうちょい下くらいの兄弟らしき子どもが例の如く奇声を上げながら追いかけっこをしていた。
母親も買い物どころじゃなく、息子達を叱って静かにさせようとしているが効果なし。
突然、何故かお兄ちゃんの方がズボンを膝まで下ろして走りだした。
母親、一瞬絶句した後ですぐさま捕まえて「何やってるの!」と尻ばちーん。
「そういうことしたらガオーさんが来て連れてかれるよ!」
と、得体の知れない化物の名を使って止めさせようとするがお兄ちゃんは
「ガオーさんなんていないもーん」と効き目なし。

しかし、逃げるお兄ちゃんの前に突然パーティーグッズの馬の被り物を被った男性が登場。
馬「おちんちん出してお店を走り回ってる悪い子はおまえかあ~っ」
硬直するお兄ちゃんにゾンビみたいな動きで近づき、大げさな動きでぐわしっと両肩をつかんで
馬「そんな悪い子はこの俺様が山に連れていくぞぉ~」
お馬さん、顔近づけすぎてなんかこう、子どもの頭にかぶり付いてるようになってる。
お兄ちゃん、突然現れた化物に恐怖のあまり「いっ、おっおっ、うぇっへっ」
とまともに泣き声も出ないほど嗚咽を上げ出した。

馬「走ってみんなにぶつかったら危ないだろぉ~?棚にぶつかったらお前がケガするだろぉ~?おちんちん出すのはおしっこする時だけだろ~?」
お兄ちゃん、芯から震えながらコクコクとうなずく。心なしかおちんちんと玉が縮んでいる気がする。
これおしっこ漏らすんじゃないだろうな…と、俺も周りも心配している空気だったが同じ事を馬も考えたのか
「もう走り回ったらダメだぞ~?今度見つけたらお山に連れてくからなぁ~」
と少し早口に言って店を出ていった。

母親は「すみません、ありがとうございます」と申し訳なさそうにペコリと馬に一礼。
お兄ちゃんはズボンを上げながら「もっもうっはしらないっからっ、おかっお母さんっ」
と頑張って母親に反省の言葉を伝えていた。
弟は馬を見ないようにお母さんのお尻に顔をうずめていた。ちょっと羨ましかった。
その後は二人とも静かにお母さんに連れられて買い物してた。
馬は地元の青年団のメンバーらしく、駐車場で仲間に「怖がらせすぎだ」とダメ出しされてた。

ニューヨークのビル群

昔、中学生の時、教室で飛び出す絵本を勢いよく開いたら、ニューヨークのビル群が顔中に突き刺さり、もんどりうって床をころげまわった。
死ぬ程恥ずかしかった。

神対応

ホームヘルパー養成講座に通っている知人が、講義で聴いた話です。

あるグループホームに入所していた認知症のおじいさんが自殺をほのめかす言葉を残して、外出しました。

後を追った介護士。
引き留めても感情が高ぶるだけなので、雑談をしながら一緒に歩きました。
歩道橋の上で「ここがいいか」というおじいさんに

「いや、もっと他の場所がいいですよ」。
ビルの屋上に来ると「もっといい場所を探しましょうよ」。

そのうちに、おじいさんは当初の目的を忘れ、介護士と散歩している気分になっていきました。
夕暮れ近く、おなかがすいたおじいさんは、目に付いたハンバーガーショップに入りました。

注文をして、レジの女性に「いくらだ」とポケットから取り出したのは、くしゃくしゃのティッシュペーパー。

介護士は一瞬、青ざめました。
他人から間違いを指摘されると、認知症の人は逆上して不安定になることがよくあるからです。
でも、レジの若い女性は落ち着いて、笑顔でこう答えました。

「申し訳ありません。当店においては現在、

こちらのお札はご利用できなくなっております」

おじいさんは

「そうか、ここでは、この金は使えんのか」と、あらためてポケットの小銭を取り出しました。

介護士はすっかり、この店のファンになったそうです。

ジョニー・ポット

身の回りのもの全部とお友達になれる女の子ってかわいいに違いないwと思って、手芸屋で売ってるマスコット用の目(透明のドーム状になってる中に黒目が入ってて動く奴)を筆箱、鞄、小物、机、椅子…ありとあらゆるものにはって
「私が心を込めて瞳をいれてあげることによって物に心が生まれるの」
とかなんとか回りに言いまくってた。

で、家のポットや炊飯器にも目を貼り付けてそれぞれにジョニーやジェームスと名前をつけていたのだけど、その当時、家族が痛い娘に付き合って私のつけた名前でポットや炊飯器を呼んでいたために、アレから16年ほどたった今も、未だに我が家の中だけ家電を謎の名称で呼んでいる。
「ジョニーに水足しといてね」と60近くなった両親から言われるたびに黒歴史がよみがえってきてあああああああ

水筒すげえ!

最近の水筒は凄いよ
いやマジで
常温のジュース入れた水筒を冷蔵庫に入れといたのに
半日経ってもほぼ常温だった

ミケノビッチの強行着陸

長いことかかって、ミケノビッチは飛行機の操縦免許をとった。
さっそく友人を誘って空の散歩としゃれ込んだのである。

しばらくして、燃料がもうほとんど残っていないのに気がついたミケノビッチは、近くの空港に着陸することにした。
「しまった!この空港はダメだ」
ミケノビッチは青ざめて叫んだ。
「どうしたんだ?」友人は尋ねた。
「滑走路が短すぎる」
ミケノビッチは、必死で飛行機の高度を上げたが、もはや、他の空港に向かう燃料はない。
「やむを得ん」ミケノビッチは決意した。
「強行着陸を行う。神に祈ってくれ」

そして・・・神技ともいえるミケノビッチの腕で、飛行機は大破したものの、二人は軽傷で済んだのであった。
飛行機の残骸から抜け出したミケノビッチは友人に向かって言った。
「それにしても、滑走路がこんなに短いなんて初めてだ」

あたりを見回した友人は答えた。
「まったくだ・・・しかし、この滑走路。横幅はメチャクチャ広いなあ」

かみまみた!

俺「株式会社○○でござりま(噛んだ)」
客「きゃぶっ・・・か、株し・・・」
俺「・・・・・・」
客「・・・・・・」
俺「・・・・・・」
客「あ、あの・・・か、かけ直していいですか」
俺「え、あ、はい。どうぞ・・・」
客「すみません・・・」
俺「いえ」

切った直後にハキハキした声でかけ直してくれました
仕切り直されたの初めてだwてか俺が噛んだせいか

お腹はいっぱい

一人250円(4人家族で1000円)でお腹一杯
食べる事の出来るレシピ ~すき焼き編~

【作り方】
まず材料を適当に切る。糸蒟蒻は下茹ですること。
次に鍋の上で肉を焼き砂糖・しょうゆ・酒で味を整える
白菜・葱・糸蒟蒻を入れてしばらくした後豆腐を入れ煮えるまで待つ。
十分に火が通ったら取り皿に取り卵を加えて食うべし!
最後に残った汁へうどんを加えて卵と絡めて食べるべし!

【材料】
白菜 1/2    100円
葱  2本     100円
舞茸 1/2個  50円
糸蒟蒻 1つ  100円
絹豆腐 1つ  50円
うどん 4玉   120円
調味料     100円
卵  1パック  150円
松阪牛 4.6g  230円

計 1000円

ツンデレお嬢

父は母をお嬢と呼んで溺愛してて、母は父に対してのみツンツンツンデレな感じで大概尻に敷いている。
何かのキャラクターみたいなこの夫婦がある日してた会話がこれ。

父「お嬢が好きすぎて死にそうだ」
(↑テラ真顔)
母「はいはい死ねばいいのにねー」
(↑膝に乗ってる猫に夢中)
父「…酷いー!」
(↑バッと両手で自分の顔を覆う)

上のは偶然見てしまっただけなんだが、
「お嬢はな、見た目は兎さんだけど中身は狼さんなんだ」
と以前父が語ってたのを思い出した。
ちなみにその日の夕飯は父の好物オンパレードだった。
父は(*゚∀゚*)こんな顔してた。

両親の攻防戦

朝、起きてきた母がデーモン小暮メイクだった。
びっくりして何も言えない私を尻目に母は洗面所に行き、悲鳴をあげた。
その数分後、その日は仕事が朝早く、母より先に出勤していた父から
「母さん起きた?リアクションどんなだった?」
とメールが来た。

翌日昼、父から「やられた」という件名でメールが来た。
空の弁当箱に「バカ」と書いた紙が入ってる画像が添付されていた。
母に転送したら「仕返しだざまあみろ」と言っていた。

その翌日、父が出した弁当箱(この日は普通の弁当)を洗おうと開けた母が悲鳴をあげた。
弁当箱の中に、やたら上手い楳図かずお漫画風の絵が描かれた紙が仕込まれていた。

今日の夜、父が寝ている寝室に油性ペン片手に忍び込む母を見た。
何する気だ、母。

我ら四天王

赤「黒がやられたようだな」
青「ククク…奴は四色ボールペンの中でも最弱…」
緑「私の姿を見ることもなく力尽きるとは…我ら四天王の面汚しが」

楽しみにしてたんだから

風呂に入る為、湯を溜めていた。
数分後、湯の量を見に行ったら弟が入っていた。
腹が立ったので、パンツとパジャマを裏返してやった。

新築の家で寝ていた

中学生の時に親が家を新築した。
真新しい6畳間で寝ていたら、ご多聞に漏れず金縛り、そして天井から真っ黒い人影が広がって寝ている私の上に覆い被さってきた。
ビビりな私は恐怖のあまり物凄く汚い音の放屁をもらしてしまった。
黒い影は『アアアアアアア…』と叫びながら消えていった…。



20年経った今でもトラウマだ。

やめるにやめられないこと

職場の庭にあるサクランボ、虫がよってこないのか全く実がならなかったんだけど、ある年何気なく指で受粉してみたらサクランボがなるようになったw
そしたら上司が「初めてなった!」と、すごく喜んでしまったのでそれから毎年春になると人目を忍んでこっそり受粉しに行ってること。。
私がしたからじゃないかもしれないけど、もしやめてサクランボがならなかったらと思うとやめれないorz

ねこじゃらすよ!

前にエノコログサ吟味して摘んでたら電線の工事してる人に見られてたらしく
「生け花習ってるんですか?」って聞かれて「え、違いますよ」って答えたら
「?ネコジャラシで何するの?」「ネコジャラすんです」
そしたら上からぶっって吹きだす声がして見上げたら電柱にもう1人いた。
「そりゃそうだよなwwネコジャラシだもんなwww」
まぬけな会話に気づいて私もワロタことがあった

夫に何かが降臨した

今日の夫

寝る前に急にご機嫌になり、イヤフォンコードをカウボーイの投げ縄のように回しながら
「おっかわいこちゃん見ーっけ!」
満面の笑みで嫁の方を向いてコードを投げ、
「よっ…と、つーかまーえた! オゥケベイベ、いっしょに旅に出ようぜ!」

寝かせたほうがいいようだ…
プロフィール

ナイア

Author:ナイア
どこかで見たことのある話を載せていきます。

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